――今は26歳になられましたが、女性としてこうありたいというのはありますか?

倉木:それは忘れがちなことでもあるんですけど、意識しないとなかなか難しい部分でもあって。優しさだったり柔軟性だったり、広い心を持って(笑)。一所懸命ひた向きにやっていくのがいいのかなと思いますね。

――ちょっと意外な答えでした。あまり普段怒ったりしないタイプなのかな?と思ってたんですけど。

倉木:意外ですか?結構B型なだけに(笑)。あっ!決め付けちゃいけないですよね、B型を。結構、泣いたり笑ったり怒ったり、次の日にケロッとしたり(笑)。

――波が激しい?

倉木:結構、波が激しかったりもする時もあります。

――あまり自分の中に溜め込まずに、感情を表に出す方ですか?

倉木:特に人前ではあまり無いかもしれないですね。多分、それはみなさんと同じだと思うんですけど(笑)。

――ライブのMCで、話す内容はある程度事前に考えたりするんですか?

倉木:前までは、MCは「こういう風にしゃべろう」って考えてたんですけど、去年の夏のファンクラブイベントからは全然、「もうその場の雰囲気を見てしゃべろう」という風に切り替えて(笑)。逆にそれが良かったりする時もあるので。

――MCなどで話したりするのは、自分では得意な方だと思いますか?

倉木:いや、これが不思議で。昔はもう全然得意ではなくて、逆に「何をしゃべったらいいんだろう?」とか本当に臆病な自分がいたんです。だけどやっていく内に、ある日突然壁を破ることができるというか、「あっ、これ言っても大丈夫なんだ!」という(笑)。昔は全然、文章を作るのも苦手だったし、それを相手に伝えることも得意じゃなくて、「どうしたらいいんだろう?」というのがあったんですけど。デビューしてこうやって歌を届けるようになってから、まずそこが変わってきたなっていうのがあって。逆に歌に救われて、自分を成長させてもらってるというのがすごくあります。

第1回「16歳でデビューして、学校との両立の中で」(2009年01月07日)
第2回「台湾でも活動できたらいいな、という夢を持っていた」(2009年01月14日)
第3回「リアルな想いを怖れずにぶつければ」(2009年01月21日)
第4回「形に捕われずに、幅広い音楽を歌って届けていきたい」(2009年01月28日)

倉木麻衣 ニューアルバム「touch Me!」特集