クラブのオーナーであるトム・ヒックス、ジョージ・ジレットとの不仲説が飛び交うリバプールのベニテス監督を、母国スペインのアトレティコ・マドリーが招聘に乗り出していることが、スペインの有力紙『マルカ』の取材にて明らかになった。

 ベニテス監督は、「私の気持ちは100パーセント、リバプールにある」とコメントしているものの、今シーズンの結果次第では更迭の可能氏も否定できず、アトレティコのオファーにリバプールとベニテス監督がどのような対応をするか、注目を集めている。

 リバプールは現在、リーグ戦ではアーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、チェルシーに次ぐ4位。勝点差からいって優勝は厳しい状況だ。昨日、チャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦第1戦ではインテルに2−0で戦勝したが、仮に第2戦でが逆転敗退といった事態になれば、退団も現実味を帯びてくると思われる。