バルセロナの本拠地カンプ・ノウでプレーする夢が叶う。バルセロナは、各企業や団体向けにカンプ・ノウを貸し出すシステムをシーズン終了後にもスタートさせるとのこと。さて気になるのはそのお値段だが、基本料は4万ユーロ(約630万円)。合計35名が2チームに分かれてゲームを行うというプランで、これに一人当たり600ユーロ(約9万円)の追加料で最大50名までが参加できるというもの。参加者一人ひとりには各自の名前と背番号入りのオフィシャルユニフォームが用意される。

 同料金にはゲームをジャッジする審判団、場内アナウンス、記念撮影の代金が含まれる。またオプションとして、カンプ・ノウの施設見学(一人当たり60ユーロ(約9000円))、トップチームの移動バス使用(プラス800ユーロ(約12万円))、ナイター使用(プラス2800ユーロ(約44万円))、クラブの映像スタッフが製作するゲームのDVDの購入などもあるという。

 収容数9万8000人を誇る世界有数のビッグ・スタジアムであるカンプ・ノウ。かつてはクライフやマラドーナらが、そして現在はエトー、メッシ…と多くのクラック達がプレーし、してきたスタジアムでバルサのイムノとともに入場し、ゲームをする。バルサファンなら一度はやってみたいことだろう。そしてフットボールファンにとってもそれは言えるのではないだろうか。

 クラブが打ち出した“カンプ・ノウを貸し出す”という新システム。バルサにとってはオフシーズンにも収入が見込め、各企業や団体にとってもカンプ・ノウを利用してのイベントは何かと注目を集めることになるだろう。

(スペイン通信)