13日付のレキップ紙によると、ディディエ・ドログバ(チェルシー)がアフリカ・ネーションズカップ開催中に、コートジボワール代表のチームメイトであるヤヤ・トゥーレ(バルセロナ)に対し、バルセロナ入りを希望していることを明かした。

 ヤヤ・トゥーレは同紙に「ディディエはバルセロナに来たがっている。(移籍が実現すれば)彼にとってほんとうの喜びとなるだろう。ただ、彼が望んでいるからといって単純にはいかない。これほどの選手の移籍となれば、巨額の金がからんでくるからだ」と語り、移籍に実現性があるかはともかく、少なくともドログバの「希望」はバルサに向いていることを明言した。

 ドログバは昨年10月、チェルシーからモウリーニョ監督が辞任した際、フランス・フットボール誌に「チェルシーを出たい」と打ち明けていた。バルセロナのライカールト監督が今シーズン限りで退団するとの見通しもあり、モウリーニョ氏は後任の有力候補となる。そうなれば、モウリーニョ氏に絶大な信頼を寄せるドログバのバルサ入りはがぜん現実味を帯びてくる。

 ちなみに、スペインのマルカ紙は12日、ロナウジーニョがバルセロナから移籍のゴーサインを得たと報じた。チェルシーがロナウジーニョ獲得に多大の関心をもっていることは、すでに複数のメディアが伝えている。つい先日も、オーナーのアブラモビッチ氏がバルセロナを訪れたばかりだ。

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