レバンテの選手たちの我慢も限界に達している。クラブの経営難から、昨シーズンの60〜80%、これに今シーズンもあわせて、なんとおよそ85%の給料が未払い。給料の未払いが続くという最悪の状況にレバンテの選手たちがクラブ側に対し最後通牒をつきつけた。8日の練習後、メディアの前に現れたレバンテの選手らは、この一週間のうちに状況が解決されない場合、強硬手段に出る構えであると発表した。

「僕らはクラブへの愛情と誇りとともに戦ってきた。オサスナ戦(2月17日開催予定)までに納得すべき解決策を期待している。クラブを信頼しているが、もし改善されなかったら強硬手段をとることになる」。

 キャプテンのイニャキ・デスカルガが選手たちの気持ちを代表し声明文を読み上げた。

 現在、リーガ最下位と低迷するレバンテだが、給料未払いが続くという問題はフットボールに完全に集中できない状況を作り、低迷の要因の一つであることも否めないだろう。非常に厳しい状況であることを訴え、場合によってはオサスナ戦に応じないという強硬手段も辞さない選手たち。クラブ側の早急な対応、そして解決策が求められる、あと一週間のうちに。

(スペイン通信)