リーガ優勝の芽が再び出てきたとはいえ、バルサのライカールト監督の去就についての噂が静まることはない。噂に上がっているように、元チェルシーの監督モウリーニョ氏がライカールト監督の後任候補ナンバー1と目されており、バルセロナの役員ともコンタクトをとっているという。

 バルサの新指揮官として心の準備はできているといった感じのモウリーニョ氏。バルサからの連絡を待っているところだろうが、永遠に待ってくれるというわけではない。ヨーロッパで最も注目を集める監督の一人であるモウリーニョ氏の招聘に興味を示しているヨーロッパのビッグクラブは他にもたくさんあるためだ。

 モウリーニョ氏招聘は、バルサのラポルタ会長次第。とはいえ、同会長はライカールト監督でチャンピオンズリーグとリーガで優勝できると信じているし、何かしらのタイトルを獲った場合、ライカールト監督を続投させる意向でもある。

 ラポルタ会長がモウリーニョ氏に連絡を入れるということは、今シーズン、バルサのタイトル獲得の可能性がなくなるということも意味してしまう。決断を下すタイミングは難しいと考えられる。とはいえ、ラポルタ会長の決断が遅れれば遅れるだけ、モウリーニョ氏がバルサを指揮する可能性も低くなるということははっきりしている。

(スペイン通信)