3日に行われたリーガ、ムルシア戦で右足首の靭帯を痛め、10日間の離脱となったアトレティコ・マドリーのFW“クン”アグエロ。相手選手に足首を踏まれた際に同箇所を痛め、スタッフに両脇を抱えられながらピッチを去ったアグエロはかなりダメージを負った様子で、当初は2月14日にイングランドで行われるボルトンとのUEFAカップ決勝トーナメント1回戦への出場も懸念されていたが、全治10日間という検査結果に周囲もまずは安堵した。そのアグエロのケガの回復ぶりは順調で、わずかながら今週末のラシン戦への出場の可能性も出てきたようだ。

 7日午後のセッションでは、練習場の芝の上でリハビリメニューを含め、負傷して以来初めてボールを蹴る練習も行ったアグエロ。もちろん現時点ではチームドクターからのゴーサインは出ておらず、ラシン戦への出場も厳しい状況には変わらないが、その回復ぶりはチームにとって朗報だ。

 アギーレ監督にとってチームの攻撃の中心選手の一人であるアグエロを欠くのは痛い。それでなくてもホームでのマドリー・ダービーで敗れて以来勝ち星に見放され、チャンピオンズリーグ出場圏内からも落ち、失速状態にある。次節のラシン戦では何とか勝ち星を手にいれたいところ。そのためにはアグエロの力が必要だろう。とはいえ、翌週にはUEFAカップも控えていることから、無理はさせたくないはず。アグエロ本人はラシン戦出場を念頭に置きリハビリに励んでいる。このまま脅威の回復でラシン戦出場となるだろうか。

(スペイン通信)

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