フランスが親善試合でスペインに0―1で敗れた翌7日、フランスのスポーツ紙「レキップ」は、主将のパトリック・ヴィエラ(インテル)に厳しい評価を下した。同紙がヴィエラに対して行った採点は、両チームのスタメン22人のうち最低の3.5点。全選手の平均点を大きく下回っている。

 同紙の試合データによると、ヴィエラは7回のパスミス、3回のファウル(うち1回は警告)を犯し、相手とのボールの奪い合いでは、4度の成功に対し8度の失敗を記録している。

 同紙は、「1月20日の負傷から回復してまだ日が浅く、身体のキレが悪かった。ボールコントロールが粗く、彼本来の調子からはほど遠い」とコメント。さらに調子の悪さが感情面にも影響し、特に相手MFファブレガスに対して、冷静さを欠くプレーとなって表れた、と指摘している。

 ドメネク監督は試合後、ヴィエラの調子について質問を受けると、「故障から復帰した選手を実戦で馴らすのがこの試合の目的のひとつだった。だから、ヴィエラについても、万事順調だ」と楽観的に答えている。

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