今シーズンのアーセナルでポジションを失っているMFジウベルト・シルバは、早ければシーズン終了後にロンドンの地を離れることを示唆した。

　アーセナル入団以来、アーセン・ベンゲル監督の厚い信頼を受けながら、守備的MFのポジションを務め続けていたジウベルト。しかし6年目の今シーズンは、ブラジル代表として南米選手権に出場すべく、シーズン開幕の時期にチームを不在にしたことも影響し、フランス人MFマテュー・フラミニにポジションを奪われてしまった。

　その後、ポジションを奪い返せないままシーズン折り返しを迎えたブラジル代表だが、開幕直前にブラジル代表を優先した自身の決断は間違っていなかったとコメント。今後の去就については、シーズン終了後に検討するとしている。

「ブラジル代表としてプレーすることは私の誇りだ。南米選手権に出場したことを後悔などしてはいないよ。もちろん、今の状況は決して喜ばしいものではない。それは誰の目にも明らかだ。しかし、状況が好転するよう最善を尽くすつもりだ。私はプロフェッショナルだからね。それでも、シーズン終了後には今後についてよく考える必要があるだろう」

　一時はユベントス移籍が確実とも言われたジウベルト。しかし、リバプールから同じ守備的MFのモハメド・シッソコが移籍したことで、この移籍話は白紙に。それでも、その実力は高く評価されており、2008年夏にジウベルト争奪戦が繰り広げられるのは確実だ。ベンゲル政権下のアーセナルを支えたベテランがまた一人、ノースロンドンの地を離れることになりそうだ。

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