バルセロナのフランク・ライカールト監督の進退については様々な噂が上がり、同クラブのご意見番ヨハン・クライフ氏がライカールト監督の代わりに元チェルシーの監督ジョゼ・モウリーニョ氏を望んでいるとの噂も出る中、同氏がこれをきっぱり否定した。

「そんな噂は真っ赤なウソ。ライカールトはバルサと2009年まで契約しているし、私の友人だ。友人に対して陰でコソコソ言うようなことが出来るかね。クラブの首脳陣からモウリーニョがいいかとか、ライカールト続投で問題ないかなどと質問されたことなど一度もない。今チームに必要なのは何よりも継続性だ」。

 クライフ氏が持つ“エル・ペリオディコ”の週間コラム内で同氏が残りシーズン、バルサを率いるという噂とともに完全否定。

 また、「いいチームだし、素晴らしい選手も揃っている。アフリカ・ネーションズカップが終われば貴重な戦力も戻ってくる。他とは違い、すべてを狙える位置にいる」とバルサファンに対し不安を取り除くべくポジティブなメッセージも送った。

 前節レアル・マドリーが敗れ、勝ち点差が6に縮まり、逆転優勝の芽が再び出てきたバルサ。とはいえ、ライカールト監督の続投が今シーズンの結果次第であることも否定できない。クライフ氏の意見はクラブに大きな影響力を持つとも言われており、同氏がモウリーニョ招聘にOKと言えば、その実現の可能性も高まることだろう。

(スペイン通信)