ラシン所属のアルゼンチン代表DFエセキエル・ガライ(21)が同クラブを去り、ビッグクラブにステップアップする可能性が日に日に高まっている。2月6日にロサンゼルスで行われるアルゼンチン対グアテマラの親善試合にも招集されたガライには、レアル・マドリー、リバプール、マンチェスター・ユナイテッドといったヨーロッパのビッグクラブが関心を示しているという噂もある中、最近ではオリンピック・リヨンが1500万ユーロ(約23億7000万円)のオファーを出す準備をしているとの話も出ている。

 そんな中、ガライ争奪戦で他のクラブを一歩リードしていると言われるのがバルセロナだ。1月20日にカンプ・ノウでバルサ対ラシン戦が行われたが、この機会に両クラブのラポルタ会長とペルニーア会長が話し合いを行い、合意に達しているとのこと。もちろん、ガライ本人やクラブとの間では具体的な話は何もないが、会長同士が合意に達しているとすれば、バルサが有利であり他のクラブに一歩先んじているということになる。

 昨シーズンはDFながらリーガ31試合で10ゴールをマークと得点能力もある選手であり、21歳と若い。またバルサは、右サイドバックの補強にバイエルン・ミュンヘンのドイツ代表DFフィリップ・ラーム(24)獲得を狙っているとも言われており、DFの若返りを狙っていると考えられる。

 ガライにしてもラームにしても他のビッグクラブが注目しているのは事実。各クラブの今後の駆け引きが注目される移籍話であるのは間違いない。

(スペイン通信)