ロナウジーニョは、今年に入ってから一度もプレーしていない。左膝に違和感を訴え、独自メニューをこなす日々を送っていたロナウジーニョは、この間も仮病説や太り過ぎ説などマイナスの噂も上がったが、黙々とリハビリメニューをこなし、28日にようやくチームドクターからのゴーサインが出た。

 昨年の12月23日に行われた悪夢のクラシコ以後、ピッチから遠ざかっているロナウジーニョ。クリスマス休暇が明けてから12月29日、30日のチーム練習に参加したものの、1月1日に左膝に痛みを訴えた彼は、特別メニューによる調整を続けていた。先週には復帰も間近との情報も流れ、28日ぶりにゴーサインを受け取ることとなった。29日からチーム練習にも合流する。

 アウェイでのアスレティック・ビルバオ戦を引き分けたバルサに対して、首位レアル・マドリーはビジャレアルに競り勝ち、両チームの勝ち点差は9と広がった。諦めるのはまだ早いとはいえ、現状でこの差はかなり厳しいと言わざるをえない。しかし、バルサにはスペイン国王杯のチャンスが残されている。そして、31日にはカンプ・ノウでビジャレアルとのスペイン国王杯準々決勝2nd.レグが行われる。ロナウジーニョも招集メンバーに名を連ねることになるだろう。ロナウジーニョもプレーすることに飢えているはず。彼のチーム復帰がチームのカンフル剤となることに期待したい。

(スペイン通信)

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