チェルシーのMFフランク・ランパードがチェルシー残留を明言した。今シーズン終了後の移籍が噂されたイングランド代表MFは、チェルシーで現役を終える決意を語っている。

 チェルシーとの契約が残り18ヶ月と迫りながら、シーズン終了後まで契約更新の交渉を拒否しているランパード。一部報道ではバルセロナやユベントスへの移籍も噂されている29歳だが、チェルシーを退団するつもりはないと語っている。

「僕はチェルシーで現役を終えたいと思っている。他のクラブへ移籍しても、今と同じようにファンに愛されるとは思えないからね。ここであと6、7年はプレーしたい。チェルシーは僕にとってかけがえのない存在なんだ。僕の人生で家族の次に大事な存在だ。愛するクラブでプレーできて本当に幸せだよ」

 チェルシー残留を明言したランパードだが、一時中断しているクラブとの交渉については、シーズン終了後に再開するとの考えを変えるつもりはないようだ。

「クラブとはシーズン終了後に交渉を再開することで合意しているし、その点は何も変わらない。ただ、そのことでファンに心配をかけたくはないんだ。僕がチェルシーで現役を終えたいと思っていることを分かって欲しい。僕は35歳くらいまで現役を続けると思う。コンディションをキープし続けて、スピードに頼らなくていいようなプレーヤーでいたい。あとは経験を積んでさらに成長したいと思っている」

 チェルシーで通算99ゴールを記録しているランパードは、「ピーター・オズグッドが持つ150ゴールの記録に追いつきたい」とコメント。クラブ歴代3位の記録を持つ伝説的プレーヤーを越えて、クラブ史に名を残したいと語るイングランド代表MFは、チェルシーの覇権奪回にすべてを捧げる決意を固めたようだ。