エトーの2ゴール、グジョンセンの１ゴールと敵地メスタージャでバレンシアに快勝したバルセロナ。9月29日に行われたレバンテ戦（第６節）以来となるアウェイでの勝利で、23日にカンプ・ノウで行われる予定のレアル・マドリーとのクラシコに向け大きな弾みとなったが、レオ・メッシの負傷離脱という高い代償を払うことになった。

　前半44分、痛みで表情を曇らせながらベンチに退いたメッシ。直後の検査では右足大腿二頭筋にわずかな断裂が見られるとのことで、少なくとも4週間の戦線離脱になるとのことだ。これにより、昨シーズン、キレのあるプレーで“ハットトリック”を決め、クラシコの主役となったメッシが今シーズンのクラシコには欠場することになった。

　日曜日にも詳しい検査をすることになるだろうが、いずれにしてもメッシのクラシコ欠場は決定的と言わざるをえない。クラシコ後、クリスマス休暇でリーガが一時中断となるのがせめてもの救いだろう。おそらく、メッシの欠場はリーガ2〜3試合、スペイン国王杯１試合となる見込み。しかし、何と言ってもその試合の中にクラシコが含まれているのが厳しい。チームにとってかなりの痛手となるメッシの離脱だが、メッシ本人が一番悔しい思いをしているだろう。

(スペイン通信)