叶姉妹の美の真髄と男性心理について客席の女性たちに伝授した叶美香

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英国の女流作家エリザベス・テイラーの埋もれた名作小説「ANGEL」を、女性を主人公にしたお洒落でゴージャスなルックスの作品で世界中の映画ファンを魅了してきたフランソワ・オゾン監督がの映画化。その「ANGEL(エンジェル)」が12月8日、全国ロードショーとなる。その公開に先駆けて12月4日、女性限定ドレスアップ試写会が東京のスペースSF汐留で開催。スペシャルゲストの叶美香のトークイベントが行われた。

ヒロインのエンジェルが、劇中で着ている真紅のドレスをイメージしたというクラシカルな衣装で叶美香が登場。各席の女性たちからため息がこぼれる。

自分を信じて夢を実現していく、エンジェルのたくましい生き方に共感しているという叶美香は、夢を実現させるコツについて、「一日一日を無駄にせず、大切に生きていること。いつも冷静で、いろんなことが実現しても過信せず、冷静に前を見ておくことが大事。私は、叶恭子人生のレシピを日々実践しているところ」と語る。

姉の叶恭子とエンジェルとの違いを「人の意見に左右されないところは似ているが、姉は男性に執着しない。エンジェルは男性に執着してのめりすぎる所がある。姉は早くて数時間、長くて三日、四日で飽きる方だが、客観的に見ていても愛に潤っていると思う。」その恭子から「『今日はブッサイクであるから、どうしたら良いのかをちゃんと考えて出かけなさい』と、はっきり言われたりする」との爆弾トークも飛び出した。

また、「ファッションは心の現われ。ランジェリーにしても、洋服にしても着ているのではなくて、付けているという感覚。だから、自分のボディがしっかりしていないと美しく見えない。」「男性は本能的に、女性からガンガン来られると引いてしまう。男性の方から勝ち取ったんだという気持ちにさせるのがと大切」と、叶姉妹の美の真髄と男性心理について客席の女性たちに伝授し、トークイベントは終了した。

天才作家の器と信じるヒロイン、エンジェルのたくましさと哀しさを映画館で心に刻んでほしい。

監督・脚本:フランソワ・オゾン
原 作:エリザベス・テイラー著「ANGEL」
出 演:ロモーラ・ガライ、サム・ニール、シャーロット・ランプリング ほか
配 給:ショウゲート
公式サイト:http://angel-movie.jp/
12月8日、全国ロードショー

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