パリ・サンジェルマン(PSG)が25日のリーグ・アン第15節でニースに敗れ、前節の13位から一気に降格圏の18位に転落した。PSGの成績はこれで3勝5敗7引き分け。今シーズンは本拠地パルク・デ・プランスで未勝利が続くことから、「パルク症候群」と呼ばれる屈辱を味わっているが、アウェーではこのニース戦が初黒星となった。
 
 一方、すでに降格圏を経験しているマルセイユは第15節(24日)、メッスに3―1で勝って今シーズン初の連勝、前節の17位から14位に浮上した。1試合3点も、2点差以上の勝利も今季初。ママドゥ・ニアン(セネガル代表)が前節に続く2得点で勝利に貢献した。

 両チームともリーグ・アンを代表する人気クラブだが、今シーズンは開幕2試合スコアレスドローのあと黒星、引き分けとまったく同じ低調な立ち上がり。両者はその後何度か立ち直りのきっかけをつかみながら、低空飛行が続いている。たしかにマルセイユは上り調子ではあるが、戦績は4勝6敗5引き分け。PSGといつ立場が逆転してもおかしくない。