24日、カンプ・ノウにレクレアティーボを迎えて行われたリーガ13節。ホームで圧倒的な強さ誇るバルセロナが3-0で快勝し、同日の試合を引き分けたレアル・マドリーとの勝ち点差を2と縮めた。

 この日の主役の一人はなんといってもボージャンだ。60分、グジョンセンに代わり出場したボージャンは、チームのプレーを活性化させ、出場5分後にはアンリからのラストパスをゴール左隅に叩き込み、バルセロナに2点目をもたらした。ボージャン念願のカンプ・ノウ初ゴール。彼はまたひとつその夢を叶えた。

「本当に満足しているよ。また夢がひとつ叶ったんだからね。相手を交わして、シュートを打てた。ラッキーにもうまく決まってくれた」。

 ゴールシーンをそう振り返ったボージャン。「本当にまだ信じられないよ。アンリからのパスでカンプ・ノウでゴールを決め、アンリや他のみんなと抱き合って喜びあった。信じられないよ」と興奮気味に語ったボージャンは、カンプ・ノウ初ゴールを決めたユニフォームは思い出の品として大事に保管するとも。

「17歳でカンプ・ノウでゴールを決め、ファンが僕の名前を叫んでくれるなんて感動的なことだよ。2ヶ月前、僕もスタンドから声援を送っていたのに、今はカンプ・ノウに立っている。信じられない感動とともにね」。

 エジミウソンの「厄介者がいる」発言でここ数日間、嫌な雰囲気に包まれたバルセロナだが、この勝利とボージャンの初ゴールはチームに明るい雰囲気をもたらしてくれることになったと言える。

「これからもしっかり練習を続けていかなきゃいけないし、与えられた全てのチャンスに感謝しているよ。僕はまだ17歳だし、一歩一歩進んでいかないとね」と冷静さもしっかり併せ持つボージャンは、ひとつひとつ彼の夢を叶えていくことだろう。

(スペイン通信)