11月17日に行われたユーロ予選でスコットランドに勝利し、イタリア代表のオーストリア・スイスで共催される本大会出場が決定した。思うような成績を上げられず、幾度となく解任の噂が飛び交ったドナドーニ監督も胸をなでおろしたことだろう。本大会までにいかにチームを強化していくか、改めてその手腕が注目されることになる。

 本大会出場によって、出場全チームにUEFAから約10億円の出場料が提供されるが、これをどのように使用するかも、今後の強化の鍵となりそうだ。イタリアでは、早くも本大会の登録メンバー予想が始まっており、デル・ピエロやカッサーノ、ビエリがメンバー入りするかどうかも議論されている。

 前回ポルトガル大会ではグループリーグ敗退してしまっただけに、世界チャンピオンとして臨む今回のユーロは、ずばり優勝を期待されている。プレッシャーのなか、ドナドーニ監督率いるイタリア代表が本大会に向けてどのような道を歩んでいくのか。イタリア国民の関心も高まるばかりだ。