トゥーレ・ヤヤも、デコも、マルケスもいない。皆負傷中だ。チャンピオンズリーグ第3戦、クラスゴー・レンジャーズ戦を23日に控えるバルセロナだが、中盤の選手が不足と台所事情は厳しい。ライカールト監督は、FWエイドゥル・グジョンセンを中盤のラインでスタメン起用することで、この状況を乗り越えようとしている。

 バルサではフォワードとして起用されているグジョンセンだが、チェルシー時代ではどちらかというと中盤の選手としての活躍。セカンドトップとしての評価も高かったこともあり、グジョンセンの先発出場が濃厚だ。

「グジョンセンの先発出場の可能性は高い。土曜日のビジャレアル戦、それに2ゴールを決めた代表戦で証明したようにベストフォームも戻ってきている。長引いたプレシーズンからのケガも回復し、自信を取り戻しているよ」。

 ニースケンス・コーチは、“カタルーニャ・ラジオ”のインタビューでグジョンセンの先発出場を示唆。グジョンセンの他にもカンテラのマルク・クロサスという本職のMFがいるが、経験値やビジャレアル戦で負傷交代を余儀なくされたデコに代わり出場したグジョンセンが有利であることは間違いない。

 今シーズン、これまで出番のなかったグジョンセンにとっては絶好のチャンスだ。彼がこのビッグチャンスを活かすことができるか?にも注目し、期待したいところだ。

(スペイン通信)