ペナルティ・エリアを前に相手チームに直接FK! 守る立場のGKにとって多人数の壁は役に立つのか。サンプドリアGKミランテ(24)のアドバイスは実践的だ。いずれにせよ、臨機応変の対応が重要だとミランテは説いている。

「まずは、実際にファウルが起きた地点と、相手キッカーが(審判の目を盗みつつ動かした)ボールをセットした地点をよく観察する。それによって対応は変わるんだ。

 一週間の練習の間、ビデオを見ながら相手チームにいるFKスペシャリストたちのキックの特徴を研究しておく。

 僕の場合は直接FKの場面で普通、4人のスクリーンを作ってもらう。間接FKの場合は5人だ。このうちの1人は主審の笛と同時に飛び出して、キッカーのコースを邪魔してもらうね」