17日、アタランタはクラブ創設100周年を迎えた。ミラノ北部ベルガモを本拠とする地方チームは、これまでにセリエAで48シーズンを戦ってきた。5人の若者たちが風に髪たなびく妖精をシンボルマークに定めてから、百年の時が流れた。

 当初白・黒だったチームカラーは、1920年に現在と同じ青・黒となった。長い歴史の中でAの最高順位は5位(1947-48年)だが、1963年には一度だけコッパ・イタリアを制している。
 若手育成には定評があり、1996-97年シーズンにF・インザーギが24ゴールを挙げて得点王を獲得したのもアタランタだった。

 百周年を祝うベルガモの街は、この夏から記念試合としてFCポルトやレッドスター・ベオグラードを招き、他にもコンサートなど各種イベントを積極的に行ってきた。
 17日の夜には現役メンバーも含め、過去に在籍した全選手が招待されたグランドフィナーレが行われた。

 現在セリエAで創立100周年を超えるクラブは、アタランタを含め9チームもある(ジェノア、ユベントス、ラツィオ、ミラン、パレルモ、シエナ、トリノ、ウディネーゼ)。さすがにこれには彼我との歴史の差を感じずにはいられない。