16日、伊紙「ガゼッタ・デッロ・スポルト」読者とのチャット企画に、ミラン会長ベルルスコーニ氏が出演した。事前に10082もの質問が寄せられ、同紙編集部を訪れた同氏は45分間にわたって存分に“ベルルスコーニ節”を炸裂させた。

 チームの至宝となったカカについては「彼がミランのユニフォームに誇りを感じる限り、われわれがイエスと言うオファーは存在しない」とどんなに巨額を積まれても放出する気はないことを強調。「もし私が選手だったら、カカのようなプレイヤーになりたかった」と最大級の賛辞を送った。

 また復帰が待たれるロナウドについては「彼のヘアスタイル?以前の10倍のボリュームになってよく似合っている」と語り、最近の不調で叫ばれたベンチ交代説にも「将来の監督にファン・バステン?アンチェロッティの後任などクラブは考えていない」とした。

 さらに、もう一つの顔である政治家としてもイタリア政局を斬り、熱弁を奮った。何にせよ、露出好きのベルルスコーニ氏にとってはご満悦の1日だったようだ。