年間シートを持っていても、デポルティーボの本拠地であるリアソールでゴールを見るのは難しい、そんなデータがでている。2007年1月からリアソールでのデポルの試合ではトータル11ゴールしか見ることができなかった。これは1部の全クラブの中でも最も低い数字であり、デポルのリアソールでのゴールは貴重だということだ。デポルのここ数シーズンでのゴール欠乏症は深刻化している。

 逆に2007年に入って、ホームで最もゴールを挙げているのはバルセロナ。なんとデポルの3倍に当たる33ゴールをカンプ・ノウで決めているのだ。そして、レアル・マドリーとセビージャの30ゴール、バレンシアの28ゴールとこれに続いている。前出のチームは昨シーズンの上位4チームであり、やはり上位に食い込むためにはホームでの強さ、そしてゴール数がポイントとなることが考えられる。

 ちなみに、今シーズンのデポルのゴール数は4ゴール。しかし、ホームではベティス戦でのグアルダードの1点のみ。チーム内得点王、FWリキの2ゴールはいずれもリアソールから遠く離れたスタジアムでのものだ。

2007年ホームでのゴールランキング(試合数/ゴール数/1試合平均)

バルセロナ    15  33  2.2
レアル・マドリー 15  30  2
セビージャ    15  30  2
バレンシア    15  28  1.86
マジョルカ    15  27  1.8
サラゴサ     15  25  1.66
オサスナ     14  20  1.42
ラシン      15  20  1.33
レクレアティーボ 14  19  1.35
エスパニョール  14  18  1.28
アトレティコ   14  17  1.21
レバンテ     14  17  1.21
ベティス     15  17  1.13
ヘタフェ     14  16  1.14
ビジャレアル   14  15  1.07
ビルバオ     15  13  0.86
デポルティーボ  14  11  0.78

 ゴールはフットボールの醍醐味であり、ゴールがなければ勝つことはできない。「ゴールの問題は、遅かれ早かれ解決するはず」とコメントするリキだが、デポルはリアソールでゴールの歌を取り戻すことができるだろうか?

(スペイン通信)