アストン・ビラのマーティン・オニール監督は、FWガブリエル・アグボンラホルについて、「このまま成長を続ければフル代表入りも近い」とコメント。若干20歳の愛弟子の潜在能力について興奮気味に語った。

 昨シーズンから徐々に出場機会を増やし、今シーズンはアストン・ビラで定位置を獲得しているアグボンラホル。リーグ戦ではすでに3ゴールを記録するなど、現在8位につけるアストン・ビラに欠かせない戦力となっている。そんなアグボンラホルの成長を監督として見守ってきたオニールは、その能力を絶賛。この20歳の俊英が、近くスティーブ・マクラーレン監督の招集を受けるはずと語っている。

「ガビーは順調に成長している。ボールキープの技術などは、以前と比べ物にならないほどだ。このまま試合に出場し続ければ、イングランド代表のメンバー入りも近いだろう。アストンビラで試合に出始めたのが、ちょうど昨年の今頃だ。当時と比べると、彼の成長は一目瞭然だ」

 さらにオニールは、元チェコ代表のMFパトリック・ベルガーのコメントを紹介しながら、アグボンラホルのプレースタイルを解説している。

「ウェストハム戦(6日)の後、MFのパトリック・ベルガーが私にこう言ってきた。『ガビーが急激に成長している』とね。若手選手に対する最大の褒め言葉だ。ガビーは常に全力でプレーする。それこそが最大の武器だ。ドリブルで相手を置き去りにするプレーが注目されがちだが、彼のボールをキープする能力は本当に素晴らしい」

 プレミア屈指の理論派で、イングランド代表監督の候補にも挙げられていたオニールが称賛を惜しまない若きFWアグボンラホル。12日にはU-21イングランド代表としてモンテネグロ戦に出場し、1-0の勝利に貢献している。今シーズンのプレミアリーグで順調に成長を続ければ、イングランド代表の切り札としてユーロ2008本大会のピッチに立つアグボンラホルの姿が見られる可能性もありそうだ。