引退発表後、初の公の場となった伊東四朗さん

写真拡大 (全3枚)

2027年に芸能界を引退することを発表した、コメディアンで俳優の伊東四朗さん(89)が3日、ラジオのレギュラー番組出演後に報道陣の取材に応じ、現在の心境と今後について明かしました。

伊東さんは1日、自身の公式サイトで「来年の6月15日をもって90歳、いわゆる卒寿を迎えます。突然ですが、卒寿をもちまして引退をさせていただきます」と報告していました。

■時事を捉えた軽快なジョークも

伊東さんは「(90歳に)なりたくはないなと思っても、なってしまったということで、来年の6月で90歳を迎えます。そんなときに、うまいこと辞められたら一番だなと思って今までやってきました」と心境を吐露し、「はっきり決めたことはそうする、っていうのが私の信条ですから、辞めることをやめるっていうことは、ないです」と強い思いを明かしました。

記者から今後の楽しみについて聞かれると「もう一回、テニスをやってみようかな。テニスは55歳から75歳まで20年間やった。そこで辞めたんですけど、やろうと思えばなんともなくできそうな気がしますので」と意欲を見せました。

続けて「(テニスをやるなら)名前も変えて…、“にしごり”なんていう名前でやってみようかな」と、今季限りでの引退を表明し、先日、現役ラストマッチを終えたテニスの錦織圭選手を引き合いに出したジョークを飛ばし、報道陣をわかせました。

■強く記憶に残るのは、芸能界に入ったころ

伊東さんは公式HPによると、1958年に舞台から芸能の世界に入り、その後、コメディアン、俳優、司会者など幅広く活躍しました。

これまでの芸能生活について、リポーターから“今一番強く残っている思い出”を聞かれると「給料をもらえたこと」と回答。

芸能界に入る前は、時給30円のアルバイトをやっていたといい「それがこの世界に入ったら4000円くれたんですよ、1か月で。うれしかったですね。(給料は)ないと思っていましたから」と思いをはせました。

舞台がテレビ中継され、1日で800円をもらえたエピソードも話し「こんなにうれしかったことはなかったです」と声を弾ませていました。