「第73回日本伝統工芸展」で、自ら総裁賞に選んだ竹の花かごを鑑賞する佳子さま(2026年9月3日)

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「これからも素敵な作品を作り続けられることを、楽しみにしております」

【写真】イギリスのリーズ大学留学中に親しくなった男性とカフェで過ごす佳子さま

 秋篠宮ご夫妻の次女、佳子さまは9月3日、東京都中央区の日本橋三越本店を訪れ、総裁を務める日本工芸会などが主催する「第73回日本伝統工芸展」を鑑賞した。

佳子さま、悠仁さまの活動

 会場には陶芸や漆芸、金工などの工芸品約520点が展示され、佳子さまは案内役から説明を受けながら作品を熱心に見て回った。日本工芸会総裁賞を受賞した竹工芸作家の大木淑恵さんに、佳子さまは作品を見ながら冒頭のように言葉をかけ、ねぎらっていた。

 佳子さまの弟の悠仁さまは9月13日、秋篠宮さまと一緒に宮城県気仙沼市を訪れ、震災の記憶を後世に伝える「東日本大震災遺構・伝承館」を視察した。今年は東日本大震災から15年にあたる。悠仁さまが東日本大震災の被災地を訪問されるのは初めてという。

 伝承館は、高さ約12メートルの津波に襲われた気仙沼向洋高校旧校舎に併設された施設で、2019年に開館している。震災当日、校内にいた生徒約170人は内陸に避難して無事だったが、校舎の3階には窓を突き破って横転した乗用車が無残な姿のまま残されるなど、震災のすさまじさを物語っている。

 2人は、高校生の語り部らから説明を受けながら、約1時間かけて館内を見て回った。報道によると、津波にのまれた教室を見た悠仁さまは、「窓枠も流されたのですか」と語り部に質問していた。秋篠宮さまは生徒たちが徒歩40~50分離れた内陸部に避難したことを聞き、「かなり離れていますね。無事で良かったですね」と話していたという。

《本年4月から筑波大学生命環境学群生物学類の2年生となられました。引き続き、対面授業のある日には、キャンパスに登校され、授業を受けられています。

 必修の授業では、生物の論文を読むための英語の授業や体育の授業を受けられています。また、生物分野の座学の授業や実験では、昨年よりもさらに専門的な分野を取り扱う授業を受講されています。

 夏の時期には野外で行われる実習にも参加されました。

 実験や実習などを含め、生物の分野について広い視野で学びを深められているようです。

 悠仁親王殿下は、大学生としてご学業を優先されつつ、昨年9月からの1年間、成年式関連行事等や公的なご活動などにも心を込めて取り組まれました》

 9月6日、悠仁さまは20歳の誕生日を迎え、宮内庁皇嗣職は「悠仁親王殿下20歳のお誕生日に当たり」という文書を発表した。その中で、筑波大学2年生となった悠仁さまの大学生活を前述のように綴っている。

 また、茨城県つくば市にある「地図と測量の科学館」を訪れた際の写真などを公開した。悠仁さまは四分儀の望遠鏡を覗いたり、北極星と緯度の関係について説明を受けたり、明治10年代の赤坂御用地の様子を地図で確認していた。

 前述の文書によると、昨年12月の皇后さまの誕生日祝賀をはじめ、新年祝賀の儀、新年一般参賀、講書始の儀、歌会始の儀、天皇誕生日祝賀の儀などに成年皇族として出席した。歌会始の儀では、「明」というお題のもと、ある夏の黄昏時の薄明かりの中で、幼少のころから興味を持ってきたトンボ、特に悠仁さまが好きなマルタンヤンマを間近に見られた喜びを詠んだ歌が披露された。

 また、今年5月には天皇、皇后両陛下が催した国賓のフィリピン大統領夫妻の宮中晩さん会に初めて出席したほか、宮中祭祀にも学業に差し支えのない範囲で参列している。国際的なイベントなどで訪日した折に秋篠宮邸を訪れた、外国の王室の方々と会う機会もあった。

2拠点生活を送る悠仁さま

 昨年は、姉と共に「東京2025世界陸上選手権大会」の競技を観戦したり、「第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025」の開会式に、両親や姉と出席している。また、大会期間中、紀子さまと一緒に、伊豆大島で開催されたオリエンテーリング競技を観戦した。

 現在、悠仁さまは、秋篠宮邸とつくば市内の集合住宅の2拠点生活を送っているが、集合住宅からの通学が増えているといい、次のように文書は紹介している。

《宮邸にいらっしゃる時間にも限りがありますが、今年も合間を見ながら、野菜や稲の栽培をされています。また、トンボ類をはじめとする生き物やそれらが暮らす生息環境の観察についても継続されています》

《佳子とは、2人で遠方を訪問したり、都内の音楽会や美術展などを鑑賞したりする機会がありました。昨年10月には、「瀬戸内国際芸術祭2025」の関連で香川県を訪問して、芸術作品を鑑賞し、離島の子どもたちに本を届ける図書館船を見学したほか、芸術祭に携わるボランティア「こえび隊」や、子育て支援などの活動をする愛育班員と懇談しました。

 また、国立療養所大島青松園を訪ね、納骨堂で供花を、慰霊碑で拝礼をしました。そして、ハンセン病の歴史などについて説明を受け、大島青松園に暮らす方々からお話を伺いました。佳子はこうした行事の前に関連する書籍を読んだり展示を見学したりして準備を重ねました。真摯な中にも優しさや明るさをもっていろいろな場所を訪ね、行事に携わっているように思います》

《親子で活動することの意義ですが、同じ場所で経験を共有し、お互いに感じたことを伝え話し合うことによって、新たな気づきがあり、それぞれの活動への向き合い方を深めていくヒントを得ることができるのではないかと思います。また、それぞれが単独で務めているときに経験したことを、家族の中で伝えたり、話し合ったりすることも、意義があるように思います。佳子や悠仁の意見を聞いていると、親の私たちが学んだり、教えられたりすることもあります。佳子と悠仁が2人で仕事をすることもあり、そのときはよく話し合っているようです。そのような2人の様子を心強く思いながら、見守っています》

 紀子さまは9月11日、還暦の誕生日を迎えた。そして、宮内記者会からの質問に対する文書での回答を発表している。この中で、娘、佳子さまと取り組んだ公的な活動の思い出や、精力的に仕事に励む佳子さま、悠仁さまへの思いが綴られている。

 特に親子での活動に言及して、《新たな気づきがあり、それぞれの活動への向き合い方を深めていくヒントを得ることができる》《佳子や悠仁の意見を聞いていると、親の私たちが学んだり、教えられたりする》などと2人を高く評価している。

 これからも親子が切磋琢磨しながら、より充実した活動を繰り広げることだろう。秋篠宮ご一家の活躍に注目したい。

<文/江森敬治>

えもり・けいじ 1956年生まれ。1980年、毎日新聞社に入社。社会部宮内庁担当記者、編集委員などを経て退社後、現在はジャーナリスト。著書に2025年4月刊行の『悠仁さま』(講談社)や『秋篠宮』(小学館)など

週刊女性2026年10月13日号