〈雛形あきこ、約30年ぶり水着〉「衝撃を受けてもらいたかった」22年ぶり写真集で“今の私”をさらけ出した理由
俳優でタレントの雛形あきこが、写真集『三原色』(主婦と生活社刊)を10月16日に発売する。90年代に「雛ポーズ」などで一世を風靡したグラビア女王が、20歳で封印したという水着グラビアに挑んだ。
【写真】ここだけの写真集特別先行カットも、無邪気にハンバーガーを頬張る雛形さん
来年、芸能界デビュー35年を迎える雛形、水着姿の撮影は約30年ぶりだという。「今の自分ができるだけ詰まった1冊にしたかった」と語る雛形に、撮影に臨んだ思いや、90年代のグラビアとの違いを聞いた。(前後編の前編)
「今までとは違う自分を出せるんじゃないか」という期待
--このタイミングで写真集を発売するに至った経緯を教えてください。
雛形あきこ(以下、同) 去年の夏ごろに女性ファッション誌「ar(アール)」の編集部の方から「写真集を一緒に作りませんか?」とオファーをいただきました。普段は、若い女性向けの雑誌を手がけている方々が、私の写真集を作ってくださることに興味を持ちました。
これまでは男性目線の撮影というか、男性向けの媒体から写真集を出版していました。そんな中で、若い女性に向けて雑誌を作っている方々が手がける私の1冊は、これまでとは違うものになるんじゃないかという期待感を抱いて「せっかくなので、ぜひ」とお引き受けしました。
--10代、20代で数多のグラビア撮影を経験されたと思いますが、今回はどのような気持ちで撮影に臨みましたか。
今回は「女性目線で、今までとは違う自分を出せるんじゃないか」というところから撮影が始まっているので、自分にできることは、できる限りやろうと思っていました。着る衣装もそうですし、「こんな雰囲気の写真を撮りたい」ということも自分から伝えました。
撮影前に「こういうものを撮りたい。そのためには、こういうランジェリーや水着、こういった生地の服がいい」と、かなり細かくお伝えしたんです。それをきちんと反映してくださって、フィッティングの時間も重ね、「これでいいね」としっかり決めてから撮影に臨みました。
「久しぶりに水着を着るぞ」と意気込んだり、当時を懐かしむというより、選んだアイテムを身に着けることで、“今の私を表現できるんじゃないか”という気持ちでした。
締まるところは締まっていて、でも出るところはきちんと出ている
--撮影に向けて、ボディメイクもされたのでしょうか。
ボディメイクはしました。きちんと準備していったからこそ、撮影本番では必要以上に意気込まず、自然体で撮ってもらえたと思います。
10代のころは、撮影のためにわざわざボディメイクをすることはありませんでした。当時はコンプレックスもありましたし、一方で、求められるものは明確でした。それに応えることが100%の正解だと思っていたんです。
ただ、今回は「一緒に写真集を作りませんか?」と声をかけていただき、私も一から参加させてもらいました。「こういう自分を見せたい」「こういうふうに撮られたい」という思いも含めて作品を作っていったので、それに合わせて、自分自身もボディメイクしました。
締まるところは締まっていて、でも出るところはきちんと出ている。そんな女性らしい、しなやかな体を作りたかったですし、そういったものを表現したいと思いました。
--今回の写真集は、雛形さんが理想とする女性像が表れているということ?
理想の女性像というよりは、今の自分ができるだけ詰まった1冊にできたらいいなと思っていました。
写真を撮るからといって一つのイメージに決め込むのではなく、「私はこういう面も持っているんだ」と感じてもらいたかったというか。いろいろな角度から今の私を良いと思ってもらえたらうれしいという思いですね。
--まさにお洋服から、水着、ランジェリーと、さまざまな姿を見せています。
そうですね。表情も色々な私を撮っていただきました。リラックスしていたり、きれいに笑っているだけではなかったり。
全体的にすごくセクシーではあるけれど、自然体な表情のカットもたくさんあります。その場の自然な流れの中から生まれた一瞬が、一冊の写真集として残っていたらいいなと思っていました。
衝撃を受けてもらいたいという思いがありました
--撮影場所に小浜島を選んだ理由は?
編集部の方から「小浜島がいいんじゃないか?」と提案していただきました。私自身はこれまで行ったことがなく、写真でしか見たことがなかったんですけど、自然豊かで良いなと感じて、実際に足を運んでみても、すごくよかったです。
小浜島にいたヤギと一緒に写真を撮らせてもらったりもしました。現地で許可を取って、その場、その場で生まれた写真もあります。
--かなり大胆なカットもありましたが、オファーを受けた当初から「挑戦したい」という思いがあったのでしょうか。
早い段階から、挑戦しようと思っていました。やると決めたからには、皆さんの期待以上のものを作りたいな、と。
「雛形あきこの写真集なら、こういうものでしょう」と想像できる範囲のものではなく、それよりも断然いいものにしたかったですし、びっくりしてもらいたい、衝撃を受けてもらいたいという思いがありました。早い段階から、挑戦する覚悟は決まっていましたね。
これまで積み上げてきたものの延長線上にはありますが、以前、作った写真集と同じかといえば、まったく違います。撮影への取り組み方も含めて、私の中ではまったく新しい作品が作れた手応えがあります。
インタビュー後編では、雛形さんに、レギュラー出演していた「めちゃイケ」は自身にとってどんな番組だったのかなどを聞いた。
取材・文/中山洋平 撮影/藤木裕之
雛形あきこ 写真集 『三原色』
雛形あきこ 三瓶康友

俳優でタレント・雛形あきこの写真集。
沖縄・小浜島でオールロケ撮影を行ったこの一冊は、色気を放つ大人の魅力から、少女のように無邪気にはしゃぐ笑顔まで、さまざまな表情を収録している。20歳以降封印していた水着グラビアも披露し、この写真集のために磨き抜いたスタイルを惜しげもなく見せている。
