片付けのヒントは収納の中だけじゃない。人と話すことで見えてくる「自分らしい暮らし」
片付けのプロとして、心地よく片付く暮らしの仕組みづくりを提案しているESSEベストフレンズ101エディターでライフオーガナイザーのきくともさんは、この秋、仲間や受講生とインテリアや雑貨のショップツアーへ出かけました。そこで感じたのは「人と一緒に見ることで、あらためて自分の暮らしが見えてくる」ということでした。

いつものショップも、人と一緒なら違って見える
私はインテリアや雑貨のショップを訪れるのが好きですが、ひとりで見ていると、どうしても自分の好きなものばかりに目がいきます。
先日、主催している講座の受講生さんたちと一緒にインテリアショップ巡りに出かけました。
数人でショップを巡っていると「これ、かわいい!」「こんな使い方もできそう」「うちはこれを使っているよ」など、いろいろな声が聞こえてきます。
自分なら素通りしていたものにだれかが足を止めたり、反対に自分が「いいな」と思ったものに思いがけない意見をもらったり。
同じものを見ていても、見るところも感じることも人それぞれ。
その違いがおもしろく「私はこういうものが好きなんだな」「わが家にはこれは必要ないかも」と、自分自身の好みや暮らし方まで見えてきます。
「これ、どうかな?」がもの選びのヒントに
インテリアや雑貨を見ていると、つい「すてき!」「欲しい!」と気持ちが先に走ってしまうことがあります。
そんなときだれかに「どこで使うの?」「今もっているものと合いそう?」と聞かれると、一度立ち止まって考えることができます。
「すてきだから欲しい」と「わが家に必要」は必ずしも同じではありません。これは片付けにも通じる大切な視点です。
ツアー途中のランチも楽しみな時間です。片付けや収納、買ってよかったもの、最近手放したものから、子育てや仕事のことまで暮らしにまつわるさまざまな話が飛び交います。
だれかの何気ないひと言が「うちも見直してみようかな」と自分の暮らしに目を向けるきっかけになることもあります。
片付けにも「第三者の目」を入れてみる

片付けサポートでお客様のお宅に伺ったときにも、「人の目」が入ることで動き出すことがよくあります。
毎日暮らしている家では、ものの置き場所や収納方法、家事の動線まで、いつの間にか「これが普通」になってしまうものです。
「どうしてこれはここに置いてあるのですか?」と聞かれて初めて、「そういえば、なぜだろう?」と気づかれることがよくあります。
片付けというと、ひとりで黙々とものを減らしたり、収納を考えたりするイメージがあるかもしれません。
でも、ときには家族や友人、片付けのプロなど、第三者の視点を借りてみるのもひとつの方法です。
人と話すことで、自分では気づかなかった「好き」や日々感じていた「小さなストレス」が見えてくることがあります。
暮らしを整えるヒントはSNSや収納の中だけにあるわけではありません。
気のおけない仲間や友人とショップ巡りや何気ない会話の中にも、「私はどんな暮らしがしたい?」を考える、小さなきっかけが隠れているかもしれません。
