凱旋門賞のバックパネルを背に笑顔の武豊騎手。 (カメラ・高橋 由二)

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◆凱旋門賞・仏G1(10月4日、パリロンシャン競馬場・芝2400メートル)共同会見

 世界最高峰のレースの共同会見が9月30日、フランスギャロの事務所で行われ、メイショウタバル(牡5歳、栗東・石橋守厩舎、父ゴールドシップ)で出走する武豊騎手と石橋守調教師が出席した。会見内容は以下の通り。

 -石橋先生に質問です。今回、なぜメイショウタバルで凱旋門賞挑戦を決めたのか?

 石橋調教師「昨年、宝塚記念を勝たせていただいて、先代の松本(好雄)オーナーから『25年・秋は国内で走らせようと。来年、26年はドバイ、凱旋門賞に登録していいぞ』と言っていただいたので、それが参戦の大きな理由ですね」

 -石橋先生にとっては凱旋門賞は初挑戦。石橋先生にとってどのようなレースか。世界最大のレースですが、プレッシャーは感じているか。

 石橋調教師「凱旋門賞というのは最高峰と言っていいぐらいのレース。開業当時、まさかこんな馬の管理を任されると夢にも思わなかった。感無量と言いますか、亡くなられた先代オーナーの馬で、チームも昔からお付き合いのある(武)豊と生産者の三嶋(牧場)さん。そのチームで挑めるのは感無量と言いますか、いろんな思いがある挑戦ですね」

 -今朝に最終追い切り。馬の状態は。

 石橋調教師「先週、ロンシャン競馬場で追い切りしたんですけど、僕は動画でしか日本で見られなかったが、正直、物足りないなという気持ちでした。普段、日本では豊くんは調教では乗せていないんですけど、あえて乗ってもらうようにしました。乗った瞬間、僕が見た限り、馬がピリッとしたのでいい方に向いてるなと思いました。最終追い切り見たんですけど、かなり先週より動けていたので、追い切り自体はうまくいったなと思いました」

 -豊さんに質問です。今朝、メイショウタバルに乗った感触は。

 武豊騎手「調教で乗ったのは実は今日が初めてなんですが、私も映像で見た感じが、少し動きが重いのかなと言う印象があって、石橋さんと話して少しスイッチ入れていいよと。今日の調教の意図としてはあった。ギャロップ行く段階で自分が思っているよりも、戦闘モードに入っているなという感じだったので、今日は強く追うこともなく馬が走ってくれたというか。改めていい馬だなと思いましたし、動きもすごく良かった」

 -初めての石橋先生と違って豊さんは経験豊富ですが、今でも凱旋門賞は目標のレースでしょうか。

 武豊騎手「そうですね。今回で12回目になると思うんですが、特別なレースですし、今までいい結果を残せていないんですけど、ずっと勝ちたいという思いを抱いているレースなので、今回またこうしてチャンスをもらい、うれしく思い、誇らしく思い、ワクワクしています」

 -日本の映像を見る限り、逃げるタイプの馬だが、今回の凱旋門賞も同じように前に行く作戦なんでしょうか。

 武豊騎手「今までのメイショウタバルは先行からというレースで、いい結果出ているので基本的にはそこは考えています。レースなので何があるか分からないし、他の馬もいることなので、決めつけないで乗りたい。そんなに簡単にいくレースとは思っていない。いろんなパターンを考えて乗りたい」

 -石橋先生に質問です。メイショウタバルは宝塚記念以降、走っていない。前哨戦や、日本でレースを使っていない意図は。

 石橋調教師「今まででもタバルの場合は3歳の春以外は間隔を空けて、使っていましたので、当初ちょっと考えたんだけど、話し合った結果、大丈夫だから本番一本で、自信がありましたし、大丈夫と言う判断の上で凱旋門賞一本に絞りました。問題ないと思います」

 -武豊騎手は今回は12回目の凱旋門賞。年齢57歳、日本では(国内外通算)5000勝(も達成)。長く続ける秘訣はなんでしょうか。

 武豊騎手「気がつけば今年がジョッキーになって40年目なんですが、特別な感じではないですが、好きな競馬を一生懸命やっていると、40年続いていたという感じで。この凱旋門賞というレースも私のモチベーションのひとつになっています」