自民党の田村憲久氏(4月)

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 自民党は25日の総務会で、幹事長室や政務調査会などの役員人事を了承した。

 来年4月からの食料品を対象とした消費税減税に向けて、これまで与野党協議に携わってきた田村憲久・政調会長代行らを留任させて「消費税シフト」を敷いた。高市首相(自民総裁)に近い議員も要所に配置した。

 政調では、後藤茂之・政調会長代理も続投させた。両氏は、消費税減税を議論した政府と与野党による社会保障国民会議で、自民の実務者として制度設計にあたった。財源確保などの課題が残っており「今後も与野党協議が必要で、代えがきかない」(党幹部)と判断した。

 消費税減税の党内論議で反対を表明していた古川禎久・幹事長代理は退任し、松本洋平・前文部科学相が新たに就いた。松本氏は萩生田光一幹事長代行の側近の一人だ。鈴木幹事長に近い井上信治幹事長代理とともに、幹事長室主導の党運営を支える見込みだ。

 首相をこれまで政府内で支えてきた議員の起用も目立つ。佐藤啓・前官房副長官は副幹事長、黄川田仁志・前少子化相は政調会長代理となった。佐藤氏は参院自民の筆頭副幹事長を兼ねる。首相官邸の意向を伝えるとともに、「首相から党へのお目付け役だ」(閣僚経験者)との見方もある。

 国会対策委員会では、委員長代理に西村明宏・元環境相が、筆頭副委員長には鷲尾英一郎・元外務副大臣が就任した。

 一方、昨年の総裁選で小林政調会長を支援した若手・中堅の政策通で「チーム・コバタカ」と呼ばれた面々の多くは、小林氏のもとを離れる形となった。代表格で政調会長特別補佐だった鈴木英敬衆院議員は総務副大臣として政府入りしたほか、同じく特別補佐だった勝目康衆院議員は、国対副委員長に起用された。