ロバーツ監督のPS中継ぎ起用宣告に「No problem」 佐々木朗希の返した“要望”に米メディアも感嘆「今のササキにもはや疑問符はない」

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自信を持ってマウンドに立っている佐々木(C)Getty Images

「僕はただグラウンドに出てプレーするだけです」

 日本の怪腕は、着実に進歩を遂げている。メジャーリーグで2年目のレギュラーシーズンを終えようとしているドジャースの佐々木朗希だ。

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 開幕から「先発」として投げてきた。しかし、現地時間8月25日のブレーブス戦で登板中に右手中指に出来たマメが潰れて途中降板。ここで15日間の負傷者リスト(IL)入りを余儀なくされると、自身の置かれた状況は変わった。

 ポストシーズンに向け、「先発は基本的に4人いればいい」(デーブ・ロバーツ監督談)というチーム方針によって、短期決戦での先発ローテーションには山本由伸、タリク・スクバル、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノーが厳選。実績を考えれば、必然的な選考ではあったが、今月22日のパドレス戦で復帰して以降の佐々木は、中継ぎに配置転換された。

 レギュラーシーズンの終了を待たずして先発ローテから漏れた。しかし、この配置転換は、他でもない佐々木自身の申し出によるものだったという。米メディア『Dodgers Nation』が伝えている。ロバーツ監督からポストシーズンに向けて中継ぎとして起用していく意向について問われた24歳は「No problem(問題ないです)」と回答。さらに「数イニングでも使ってください。どんな機会を与えられても、僕は全力を尽くすだけ」と言い放ったという。

 精鋭揃いのドジャースの弱点は明らかにブルペンにある。今季もチームの中継ぎ防御率は3.79と芳しくはない。そんなチームに昨季終盤、そしてポストシーズンでのリリーフ登板計12戦で防御率0.66、全戦でチームを勝利に導いた実績を持つ佐々木が加わる意味は計り知れない。

 一連の内幕を伝えた『Dodgers Nation』は「速球が良くなったし、スプリットも良くなったと思う。総合的に見て、彼は昨年よりもずっと優れた投手になった」と語るロバーツ監督の“佐々木評”を伝えた上で、勝利のために献身的に働く怪腕を称えている。

「ブルペンに回ってからのササキの速球は際立っており、平均球速は100マイル(約160.9キロ)に達し、シーズン平均を2.2マイル(約3.5キロ)も上回っている。加えてスプリッターも1.7マイル(約2.7キロ)、スライダーも0.4マイル(約0.6キロ)とそれぞれ球速が上がっている。今のササキは7回、8回、9回のいずれに登板しても、もはや“疑問符”はない」

 盤石の信頼を置かれての中継ぎ起用。ワールドシリーズ3連覇という途方もない目標を目指すドジャースにあって、佐々木朗希が頼もしい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]