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子どもが生まれると、万一に備えて必要な保険も大きく変わります。死亡や病気、働けなくなった場合に、家計をどう支えるのか。本記事では、『いちからわかる! 新米ママとパパのためのお金入門 2026-2027年最新版』(インプレス)より、公的保障や貯蓄もふまえ、今の家族に必要な保障を見極めるポイントを紹介します。

家族が増えたら「保険」はどうする?

子育て世帯は「死亡保障」が最優先

赤ちゃんが生まれると、家計の考え方も大きく変わります。たとえば、家計を支える人が亡くなり収入が途絶えたとしても、家賃や生活費、教育費など、必要な支出は続きます。こうした「貯蓄だけでは対応しきれない事態」に備える手段のひとつが民間の保険です。 

独身時代や子どもがいない夫婦なら、病気やケガのリスクに備える医療保障が最優先。死亡保障の優先順位は低いですが、加入する場合は、葬儀代を賄えるくらいの保障額が目安です。 

一方で、子どもが生まれたら、遺された家族の生活を守るための死亡保障を手厚くする必要があります。また、医療保障や、収入減少に備える就業不能保障の保険も必要に応じて加入を検討しましょう。子育て世帯が加入したい保険チャートで、ニーズごとに加入すべき保険を確認しておきましょう。

[図表1]子育て世帯が加入したい保険 出所:『いちからわかる! 新米ママとパパのためのお金入門 2026-2027年最新版』(インプレス)より抜粋

子どもが生まれたら、未加入の人も加入中の人も「保険の見直し」を

子どもが生まれたら、保険の見直しのタイミングです。まだ保険に入っていない人は、「もしものとき、当面の生活に困らないくらいの貯蓄があるか」を今すぐ確認しましょう。同時に、社会保険で受け取れる給付金を確認しましょう。会社員なら傷病手当金や、公的年金制度の遺族年金や障害年金なども受け取れます。そのうえで、足りない部分を保険で補えるように保障を考えます。また共働きであれば、お互いの収入を知ることも必要な保障を考えるうえでは大切です。 

すでに保険に加入している人は、これから子育てをしていくうえで保障内容に不足がないかを確認しましょう。独身時代や子どもが生まれる前に入った保険は、今の家族構成やライフステージに合わなくなっていることがあります。 

保険は、たくさん入れば安心というものではありません。夫婦で「万一の場合にどう暮らしていくか」を話し合い、自分たちに必要な保障を考えることが大切です。

[図表2]保険の見直しチェックポイント 出所:『いちからわかる! 新米ママとパパのためのお金入門 2026-2027年最新版』(インプレス)より抜粋

子どもがいる人は「8割以上」が生命保険に加入 

同居の子どもがいる世帯での生命保険の加入率は、子どもがどの年代においても8割を超え、子どもの年齢が上がると加入率も上がっていきます。多くの子育て世帯で、教育費負担が重くなる時期に合わせ、不測の事態に生命保険でしっかりと備えていることがわかります。

[図表3]生命保険加入率(世帯・全生保) 出所:生命保険文化センター「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査」

小さな子どもがいるうちの生命保険

必要な死亡保障額は家族構成で変わる 

先述の通り、小さな子どものいる家庭では、生計を支える人の死亡保障を手厚くする必要があります。具体的に、どのくらいの死亡保障があればいいのかの目安を記載したのが図表4です。

必要な死亡保障額は、夫婦の働き方や子どもの数、賃貸か持ち家かなどによって異なります。また、会社員や公務員に比べて、公的保障の手薄な自営業者は、保険で備えるべき死亡保障額が高くなります。たとえば、会社員同士の共働き夫婦で、子どもが2人、賃貸暮らしという条件なら、必要な死亡保障額は、おもな生計維持者が3000万~4000万円、配偶者が1500万~2000万円。子どもが1人増えるごとに500万~1000万円の死亡保障をプラスすると安心です。

[図表4]子育て世帯の必要死亡保障額 出所:『いちからわかる! 新米ママとパパのためのお金入門 2026-2027年最新版』(インプレス)より抜粋

「終身型」と「定期型」の死亡保障、どちらに加入すればいい?

死亡保障の保険には大きく分けて、一生涯の保障が続く「終身型」と、一定期間だけ備える掛け捨ての「定期型」があります。 

終身型は、中途解約時に返戻金が受け取れるという貯蓄性もあり、保険料は高め。代表的な商品に、保険料払込期間中の解約返戻金が低く抑えられている「低解約返戻金型終身保険」や、保険料の一部を投資信託などで運用し、成績次第で死亡保険金などが変動する「変額保険(終身型)」があります。 

一方の定期型は、契約満了時の返戻金がないので保険料は低め。代表的な商品には、年金形式で保険金が受け取れる「収入保障保険」や、保険期間内の保険金額が一定の「定期保険」があります。 

両者を比較すると「死亡保障は一生涯あった方が安心」と思うかもしれませんが、子どもが大きくなるほど必要な死亡保障額は減っていきます。そのため、保険料が高くなりがちな終身保険のみに加入するのではなく、保障を手厚くしたい時期だけ定期型の保険を組み合わせる方法もあります。保障額と保険料のバランスを考えながら、加入を検討しましょう。

[図表5]自分のタイプから決める死亡保険の選び方 出所:『いちからわかる! 新米ママとパパのためのお金入門 2026-2027年最新版』(インプレス)より抜粋

外交員、窓口、ネット…保険加入のルート別、それぞれの主な特徴

保険加入のルートはおもに次の3つ。

1.保険会社の外交員

直接話すことができるので、わからないことは、その場で教えてもらえる。

2.複数の保険会社の商品を取り扱っている保険ショップ

複数の保険会社の商品を取り扱っており、加入済みの保険の見直しも可能。

3.通販やネット生保のHP

従来型の生命保険よりも、保険料が割安。

1、2は直接質問できる安心感があります。3は自分で商品情報を調べる必要がありますが、保険料は安く抑えられます。