作新学院・小針崇宏監督

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 作新学院(栃木)を16年夏の甲子園で54年ぶりの優勝に導いた小針崇宏監督(43)が、身体的苦痛を伴う不適切指導を行ったため、今月18日から野球部の指導から外れていることが25日、明らかになった。スポーツ報知の取材に、同校担当者は複数人の1年生部員を約1時間にわたって正座させる不適切な指導があったと説明し、「県の高野連にこれからきちんとした形で報告書を提出し、日本高野連で審議をしていただいて、どういう指示が降りてくるかによって、学校としても小針監督の対応を考える」と説明した。

 同校によると、不適切な指導があったのは8月20日。当日は2年生部員が甲子園大会を視聴し、1年生部員がグラウンドで整備などを行っていたが、小針監督は、1年生部員の野球道具の粗雑な取り扱いや、ボールが放置されている状況などから指導が必要と判断。ベンチ前の土のグラウンドの上で「正座をしよう」と発言した。

 部員を正座させた後に、ボールが放置されていた事実への受け止めや、野球をやる人間にとって道具を大切にすることがいかに大切かといったことを5分程度指導。さらに「あとは自分たちで今後どう動けばいいのかをこの場で話し合いをしよう」と指示し、その場を離れたという。小針監督から足を崩すように指示がなかったことから、部員たちは正座のまま約1時間にわたって話し合いを行う状況になった。その後、甲子園大会の視聴を追えた2年生部員がグラウンドに戻り、先輩部員の指示で正座が解かれて練習が再開されたという。

 同校担当者は、「小針監督としては、自分たちでしっかり考えて、その後どうすべきかということで『自分たちで動けるだろう』と簡単に想像してしまったんだと思います」と説明。小針監督からは「指示をしっかりと出せばよかった」という反省と、正座が体罰に当たるという認識不足に対しての謝罪があったという。

 小針監督は06年に就任。昨年5月には不適切な指導があったとして、6月9日から同年12月8日まで謹慎処分を科され、それに伴って監督から外れた。今年3月には作新学院中等部の軟式野球部監督の指揮を執るなどしていたが、今年の4月に作新学院の監督に復帰していた。