YouTubeチャンネル「【世界経済情報】モハPチャンネル」が、「【2026食糧問題】インドで砂糖不足が深刻化!価格急上昇!今年のディワリは大丈夫か!」と題した動画を公開した。動画では、世界最大の砂糖消費国であるインドで深刻化する砂糖不足の背景と、それが社会に与える影響について解説している。

インドは、チャイや「世界で一番甘い」と言われる伝統菓子などを日常的に消費するため、世界最大の砂糖消費国となっている。同時に、ブラジルに次ぐ世界第2位の生産国であり、世界有数の輸出国でもある。しかし現在、インド国内で砂糖の価格が急激に高騰している。

動画ではその要因について、エルニーニョ現象に伴う雨量不足でサトウキビの生産量が減少したことを挙げている。政府は事態を重く見て、砂糖の輸出を禁止する措置をとった。さらに、価格高騰の要因は天候だけにとどまらない。サトウキビは元々収益性が低く、エネルギー価格の上昇によって機械を動かすコストも跳ね上がったことで、「もうやってられない」と他の作物へと栽培品目を変更する農家が増加しているという。

また、化石燃料への依存度を下げるため、インド政府がサトウキビをバイオエタノールの生産に回していることも一因だと指摘されている。政府は「エタノールの生産は砂糖不足と直接関係ない」と説明し、現在はトウモロコシなどを多く使用していると主張している。しかし、一部からは「エタノールを作っていないで砂糖に回せ」と、政府の責任を追及する声も上がっている。

この深刻な砂糖不足は、10月下旬から行われるヒンドゥー教の新年を祝う光の祭典「ディワリ」にも暗い影を落とす。例年、親戚や知人と甘いお菓子を贈り合う習慣があり、大量に消費されるが、今年はお菓子の価格が2割程度上昇しているという。「1年に1回の贅沢」を楽しみにしている出稼ぎ労働者など、苦しい立場にある人々にとって、お菓子を我慢せざるを得ない状況は切実だ。動画では、こうした国民的な行事への影響が人々の不満を高め、「ますます政権批判が強まっていく可能性もある」と結論付けている。

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