6回途中1失点と好投した先発の竹丸(23日)=橋本裕太撮影

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 巨人2-1広島(セ・リーグ=23日)--巨人が逆転勝ち。

 1点を追う五回、松本の内野ゴロが敵失を誘って2点を挙げた。六回途中1失点の竹丸が自身3連勝で11勝目。広島は好機で決定打を欠いた。

 一回。この日の初球、146キロを中村奨にいきなり左翼席へ運ばれたが、巨人の竹丸は動じなかった。「真っすぐのタイミングでしっかり打たれたので、そこはしょうがない」。指先にかかった直球の感覚には、悪くない手応えがあった。

 三回二死満塁のピンチは、坂倉を直球2球で追い込み、最後はスライダーで遊飛に仕留めた。味方が逆転した直後の五回は菊池、末包を直球で2者連続三振に。変化球に抜け球が目立つ中、二回以降にゼロを並べ続ける「軸」となった。

 六回のマウンドで、アクシデントに襲われる。坂倉の一塁内野安打の時に左ふくらはぎがつり、ベースカバーに走れなかった。「社会人の時からちょくちょくある」と意に介さずに続投し、佐々木、ファビアンと連続三振に仕留めて二死までこぎつけたが、「もう無理だな」とベンチに症状を訴えて降板した。89球を投げ、六回途中1失点。急きょ救援を仰ぐ事態になったことを反省しながらも、「粘っていれば何とかなると思った」と振り返った。

 チームは接戦を制し、首位阪神との1・5ゲーム差は変わらず。価値ある11勝目を挙げた新人左腕を、橋上監督代行は「いつも以上に出力が出ていた。暑さと緊張感も含めて(左脚が)ああいう感じになったのではないか」とねぎらった。

 脚の状態に問題がなければ、レギュラーシーズンは残り1登板の見通しだ。優勝争いの最終盤で迎えることになりそうな次戦に向けて、「しっかり回復して、いい状態で試合に入れるように調整したい」と竹丸。疲れもあるはずだが、最後まで力を振り絞る気概がある。(佐野司)