ノルウェー前国王ハラルド5世の葬儀に主席した秋篠宮夫妻(写真/時事通信社)

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 ノルウェー前国王ハラルド5世の葬儀が、9月9日首都オスロのオスロ大聖堂で執り行なわれ、日本からは秋篠宮夫妻が参列した。会場には天皇皇后からの花輪も供えられた。各国の皇族や王族が一堂に会する場とあって、世界のロイヤルたちの喪服にも注目が集まった。そのなかで、紀子さまが胸元につけた「ブローチ」が話題を呼んだという。皇室ファッションに詳しいファッションライターが語る。

【すべての写真を見る】紀子さまが葬儀で着用した「リボンブローチ」海外サイトでも注目が集まった紀子さまの”喪服”

「この日の紀子さまの装いは、王室ジュエリーを紹介する海外サイトでも取り上げられていました。漆黒の輝きを持つ『ジェット(黒玉)』のネックレスやイヤリングを身につけた紀子さまは、『luminous dark bow brooch(光沢のある暗色のリボンブローチ)』を着用していたと紹介されています」

 しかしSNSでは、「リボン結びは慶事の結び方。喪服に合わせるのは不適切では?」などといった声も上がり、物議を醸すこととなった。

ヨーロッパ王室に受け継がれる「喪のジュエリー」

 だが、こうした見方は、ヨーロッパ王室の喪の装いの歴史を踏まえると少し違って見えてくるという。前出のファッションライターが指摘する。

「ヨーロッパでは、19世紀のヴィクトリア時代に『モーニングジュエリー』が広く用いられました。黒いジェットやオニキスなど、深い光沢を持つ黒い素材を使ったジュエリーが、喪の装いの定番だったのです。

 そのなかには、黒い素材を使った『リボン形のブローチ』も含まれていました。ヴィクトリア女王をはじめ、王族の女性たちが喪の場で身につけてきたアイテムです。今回の葬儀でも、スウェーデンのシルヴィア王妃はリボン形のブローチを着用していました。リボン形は、ヨーロッパ王室では伝統的な喪の意匠といえるでしょう」

 紀子さまが選んだ「リボンブローチ」は、ヨーロッパ王室に受け継がれてきた、格式高い"喪のジュエリー"といえそうだ。