とりわけ高精度のフィードが注目を集めてい鈴木。(C)Getty Images

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 アストン・ビラに所属する日本代表GKの鈴木彩艶は、新天地で上々のスタートを切った。得意の高精度キックを活用したビルドアップへの貢献は、すでに大きな称賛を集めている。

 だが、現役時代にGKだったクラブの元スカウトは、鈴木のパフォーマンスにあまり満足していないようだ。ボールに向かって飛び出していくべきかの判断力が不十分だという。

 ブライアン・キング氏は『Football Insider』で「正直、私は彼のことをまったく気に入っていない。(アーセナル戦で)クロスを止められなかったときに逃れられたのはラッキーだった」と話している。

「それ以降も、ボックス内に何か入ってきたときに問題があった。出るのか、とどまるのかの判断をしなければいけない場面でね」

「ゴールキーパーとして勇敢であるかどうかは、相手の足元にと飛び込んでいけるかどうかとかだ。素晴らしいことだよ。でも正直、キーパーが下さなければいけない最も勇敢の決断は、出ていくか、とどまるかを判断するところなんだ。クロスやボックス内に入ってきたボールに対して飛び出すのかどうか。この新たな守護神は、その点でまだ証明すべきことがある」
 
 だが、コメントを伝えたFootball Insiderは、「スズキのプレーにまだ改善点があることは確かだろう」としつつ、「彼が若い守護神であることを忘れてはいけない」と強調している。

「それでも、日本代表守護神のプレミアリーグでのシーズンスタートは、比較的満足できるものだ。スズキはセーブ率が76.9%で、ここまで10セーブを記録している。ただ、際立っていたのは配球だ。ここまでロングパス18本を成功させている。非常に技術的なキックを見せることもしばしばだ」

 この記事の掲載後、鈴木はカラバオカップ3回戦のコベントリー戦で後半から出場。マルコ・ビゾットのアクシデントを受けての緊急出場だったが、好フィードを連発して再び賛辞を集めた。

 世界最高峰リーグに新たに挑戦した若き守護神だけに、厳しい声は絶えないだろう。だが、鈴木が評価を高めているのは確かだ。さらなる飛躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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