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俳優の中村ゆりさんが直腸がんのため、44歳という若さで亡くなりました。中村さんが患った直腸がんについて解説します。

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そもそも直腸がんとはどういった病気なのか見ていきます。

国立がん研究センターによりますと、直腸は、大腸の一部で、肛門につながる最後の部分です。

この直腸の粘膜にがんが発生すると、直腸がんと診断されます。

最新データでは、1年間に5万人以上が直腸がんと診断されています。また、闘病のすえ、亡くなってしまう方は年間に1万6000人以上にのぼるといいます。

また、直腸がんは大腸がんの一種で、日本医師会によりますと、一生のうち大腸がんと診断される人の割合は男性だとおよそ10人に1人、女性だとおよそ13人に1人だということです。

■大腸がんによる死亡数…20年間で約1.4倍に

何歳ごろからリスクが高まるのか。直腸がんを含む大腸がんになった人の数を年齢別に見てみると、男女ともに40代から増え始め、50代から急激に増えています。

なぜ起こるのかというと、大腸がんは生活習慣と関わりがあるとされています。

日本医師会によりますと、この20年間で、大腸がんによる死亡数はおよそ1.4倍に増加しました。

そのリスクの要因として、運動不足や野菜・果物の摂取不足、肥満、飲酒などがあげられています。

国立がん研究センターによりますと、直腸がんを含む大腸がんの怖い点は、早期の段階では自覚症状がほとんどないということです。
がんが進行すると、便に血が混じる血便や便秘、下痢、貧血や嘔吐などの症状が現れることもあるということです。

■厚労省、40歳以上に「便潜血検査」推奨

自覚症状が少ない大腸がんに気づくには、定期的に検査を受けることが大事です。

厚生労働省は40歳以上の方を対象に、便潜血検査を推奨しています。これは大腸がんなどによる出血が便に混じっていないか調べる検査で、目に見えない微量の出血も見つけることができるといいます。

年1回の健康診断に、この検査が含まれていることもありますし、自治体が無料から1000円程度で検査を実施していることもあります。

直腸がんを含む大腸がんは早期の発見で生存率が上がるので、定期的な検査が大切です。