トラック諸島近海の熱帯低気圧は、まもなく台風に発達する見込みです。18日(金)には「強い」勢力となって小笠原近海へ進む予想です。その後の進路にはまだ幅がありますが、シルバーウィーク期間中の日本付近の天気に影響を及ぼす恐れがあり、今後の動向に注意が必要です。

まもなく台風へ 18日は「強い」勢力へ

今日15日(火)午前6時現在、熱帯低気圧はトラック諸島近海にあって、中心気圧は1002ヘクトパスカル、北西へ時速15キロで進んでいます。中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルで、まもなく台風に発達する見込みです。

熱帯低気圧は発達しながら北上し、明日16日(水)午前6時には南鳥島近海へ進む予想です。その後も勢力を強め、17日(木)午前3時には中心気圧985ヘクトパスカル、18日(金)午前3時には965ヘクトパスカルとなり、「強い」勢力に発達する予想です。18日(金)には小笠原近海へ進み、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルが予想されています。

さらに19日(土)午前3時には中心気圧960ヘクトパスカル、最大瞬間風速55メートルの「強い」勢力で、小笠原近海を西へ進む見込みです。小笠原諸島では18日(金)頃から風や波が強まり、荒れた天気となる恐れがあるため、早めの備えが必要です。

今後の進路に注意 シルバーウィークに影響の恐れも

特に注意したいのが19日(土)以降の進路です。熱帯低気圧は台風になったあと、小笠原近海を西よりに進む予想ですが、まだ予報円が大きく、進路には大きな幅があります。そのため、現時点で本州への影響ははっきりと分かりませんが、太平洋高気圧の張り出しなどによっては、日本列島に近づく恐れがあります。ちょうどシルバーウィークと重なるため、旅行やレジャーを予定している方は、今後の進路の変化をこまめに確認してください。

また、日本付近には秋雨前線が停滞しています。台風が日本の南を進むと、台風周辺の暖かく湿った空気が前線に流れ込み、台風本体が近づく前から前線の活動が活発になることもあります。週間予報でも東京など東日本は雨の日が多く、台風の進路によってはシルバーウィークの雨の降り方が大きく変わることも考えられます。台風の進路だけでなく、秋雨前線の動きにも注意が必要です。