日本豆乳協会 「豆乳の日」(10月12日)へ需要喚起 学びが未来を育てる「豆乳アカデミー構想」
日本豆乳協会は、10月12日の「豆乳の日」に向けた加盟企業が行うイベントやキャンペーン、秋冬の新商品などの説明会を行った。
説明会には、日本豆乳協会の山﨑孝一会長(キッコーマンソイフーズ社長)、堺信好副会長(マルサンアイ会長CEO)、広報部の大島秀隆部会長らが出席。今後の秋冬シーズンに向けた豆乳生産量の見通しや、広報部会の活動報告、今年度から行っている「豆乳アカデミー構想」の進捗状況、豆乳市場が過去最高のレベルで拡大している中、加盟企業各社が予定している秋のイベントやキャンペーン、秋冬の新商品について説明した。
冒頭、会長に就任して3年目の山﨑氏は、「私は2050年まで市場は伸び続けると言い続けてきた。一時は各社の価格改定により市場はシュリンクしたが、その後、協会及び参加企業が情報発信やマーケティング活動の強化で、過去最高の出荷数量(44万㎘)を達成。足元の状況でも前年を超える出荷量が続いている。90年代に第一次豆乳ブームが起こり、2000年以降、協会参加企業が豆乳の青臭さを除去するための品質改善努力を重ねながらネガティブイメージを払拭したことが現在の拡大につながっている。今後、80万㎘を目指す方針を掲げたが、単に標ぼうするだけではゴールに届かない。協会及び参加企業の努力を積み重ねながら目指したい。豆乳には、飲む豆乳から食べる豆乳、ヨーグルト風やチーズ風、家庭用・加工用・素材用など、まだ伸びる余地は十分ある。日本の豆乳は海外でも競争力がある。将来的には日本の豆乳がグローバルで飲まれ、ナショナルドリンクからグローバルドリンクに発展することを夢みながら、2050年を目指したい」など抱負を語った。
牛乳との比較について山﨑会長は、「牛乳がなぜここまで広まったかは、小さい頃から学校で給食用として飲まれていたからだ。豆乳は、なかなか牛乳には追いつかないが、今年度はピンポイントでいろいろな部分から攻め、様々な人とコミュニケーションをとりながら価値を広めてゆく」など語った。大島部会長は「豆乳にしかない成分、牛乳にしかない成分が存在し、何れも摂り方、使い方によって身体の健康に役立つ。豆乳も牛乳も同じタンパク飲料だが、豆乳は植物性タンパクとしての啓発が進んでいない。幼い頃から植物性タンパクを豆乳から摂る、動物性は牛乳から摂ることを啓発。食生活を通じて豆乳が健康に寄与するような飲料にしたい」。
大島広報部会長は広報活動を報告。メインテーマは「いつでも、どこでも、だれでも豆乳生活」。教育の場を通した、子どもから大学生、大人まで豆乳の良さを啓蒙する「豆乳アカデミー構想」では、昨年度は保育園でサンプリングなど実施。これまでにも移動教室や豆乳資格検定などを定期的に行ってきた。今年度は豆乳の良さを伝えるため、自治体や給食センター、地域の理解を得ながら、学校給食への採用を勧め、素材として食事への採用を目指す。
「豆乳が健康に良いことが、お子さんや10代、高校生などに違和感なく理解されれば、将来、管理栄養士に従事したり、食品メーカー勤務で商品開発に携わった折に、豆乳が健康に寄与するような発想につながる。大人になっても、小さい頃に飲んだ豆乳を家庭でも飲んだり、クリームシチューに入れるなど食事への利用も進めば、好循環が生まれる」(大島氏)。
学校や自治体、教育機関、管理栄養士、地域企業などが連携し、地域ごとの特色を生かす「豆乳特区」の取組みは、今年度は埼玉県(十文字学園女子大学、人間総合科学大学、戸田市立第二小学校)、愛知県(椙山女学園、金城学院大学)で行い、学校給食や学食に豆乳を採用してもらう。管理栄養士に豆乳の良さを知ってもらうため、「未来を育む栄養を考える~学校給食における豆乳活用の可能性~」をテーマに10月7日にセミナーを開催する。
キッコーマン、無調整「澄み香」発売
新提案「ちゃんとプラント」マルサンアイ

協会加盟企業の報告では、キッコーマンソイフーズは俳優・北川景子さんを起用した新CM放映。「豆乳は一時的ブームではなく、長期的トレンドと判断」と担当者。「朝たんぱく協会」会員が24社に拡大。第3回「豆乳フェス2026」にキッチンカーに常設店を加え、最大規模で実施。店頭では豆乳まつり実施。辛い鍋に豆乳を投入する「うま辛TT鍋」提案。砂糖不使用シリーズとして「ポチャッコパッケージ」発売。キャラクターによる「至福のごほうび」シリーズとして「焼きいもブリュレ」発売。子ども向け「豆乳キッズバナナ」を発売し、食育活動、豆乳授業、サンプリング実施。アマゾンと一部小売で無調整豆乳「澄み香」(600円)を発売。すっきりした後味、厳選国産大豆を使用、「クリアまろやか製法」採用、佐賀大学が40年かけて開発し、青臭さを抑えた特別大豆使用。
マルサンアイは、ひとつ上の豆乳シリーズにラ・フランスの香りの豆乳飲料「ラ・フランスのミルククレープ」を発売。「まめぴよ豆乳飲料ココア/いちご/りんご」のデザインリニューアル。9月1日から豆乳など植物性ミルクを進化させた、ひとつ先のおいしさを叶える新提案ブランド「ちゃんとプラント」をスタート。対象商品は「豆乳グルト」「国産大豆豆乳グルト」「豆乳シュレッド」「豆乳スライス」「豆乳ソフト」の5品。ロゴマークはマルサンぼ~やと、若葉を模したロゴとの組合せ。キャッチコピーは「ひとつ先のおいしさへ、健康へ」。豆乳が土台の食べる豆乳5品を、豆乳づくりで培ったひとつ先のおいしさと健康を叶えるブランドに育成する。秋のプロモーション、Web広告、キャンペーン、CM動画、オープンキャンペーン等も実施。

ふくれんは、インスタによる情報発信。「豆乳を飲んで 福来たる!!キャンペーン」実施。「豆乳の日」に向けて「ふくれん豆乳フェア」として、消費者キャンペーン、人気ベーカリーとのタイアップなど実施。新商品は「豆乳飲料北海道とうもろこし ポタージュ仕立て」、北海道スイートコーンパウダー使用の「北海道とうもろこし」発売。
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