三上博史

三上博史、Chara、伊藤歩、岩井俊二監督がこのほど、都内で行われた『スワロウテイル 4Kリマスター』初日舞台挨拶に登壇した。

今から30年前の1996年9月14日に公開されるや否やその独創的な世界観に熱狂する者たちが続出し、今もなお強い支持を集める伝説的傑作『スワロウテイル』が、監督完全監修のもと4Kリマスター化・Dolby Atmos化され、『スワロウテイル 4Kリマスター』として劇場公開されている。

ヒオ・フェイホン役の三上博史は試写会でずっと泣きっぱなしだったそうで「オープニングでアゲハのナレーションから入って、イェンタウンのモンタージュがバーって入ってきて、もうそこから泣いていました。ずっと何で泣いてんだろう…これ何なんだろう?この感情は?と考えていたんです」と回顧。

涙のわけを「大げさでなく、撮影前の段階から命がけだったので、真正面から命をかけて毎日やった思いが蘇ってきて。うわ、こんなすごい映画に出れてたんだ!て思って、そこからの自分の過去っていうのをすごい考えていたんです」

さらに「これまで縁を持たなかった作品とか、縁を持った作品とか、いろんな選択があったんですね。いつもいつもこれで良かったのかな?ってずっと思ってきたんですが、そんな思いが、これを見た瞬間にそれで良かったんだってやっと自己肯定できた」

続けて「だから今があるし、皆さんの前からは消えてしまったように見えているかもしれないけれど…僕は舞台であるとか朗読を小さな村でやってみたりとか、ずっと続けているわけです。だから幸せな自分の今があるんです。今があるから大丈夫、そしたら未来があるって思えたんですね。見ながら作品の物語と共にずっと泣きっぱなしでした」と30年前の作品に救われた自身の思いを熱く語った。