ライデル(C)日刊ゲンダイ

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 巨人の助っ人守護神が金字塔を打ち立てた。

巨人V逸ならクビが飛ぶのは誰? 阿部前監督の現場復帰後にする最初の仕事は“肩叩き”か

 ライデル・マルティネス(29)が10日の中日戦で今季38セーブ目を挙げ、NPB史上6人目となる、外国人選手としては初の通算250セーブ(中日166、巨人84)を達成した。411試合目での達成は、435試合の佐々木主浩(横浜)を抜いて最速。外国人選手の名球会入りは、元巨人などで日米通算2000安打をマークしたアレックス・ラミレス氏(51)以来2人目の快挙だ。

 マルティネスは東京ドームのお立ち台で「ドラゴンズのチームメート、スタッフのみなさんがいなければ、この記録は達成できなかった。感謝しています」と涙ぐみながら古巣の関係者に感謝した。

 中南米球界に詳しい関係者がこう言う。

「野球が盛んなキューバには、子供にも生存競争がある。ライデルは最初は三塁手だった。日本でいう中学生になる13歳の頃、コーチに『野手か投手か選べ』と言われた。地域の選抜チームに入れないと野球をやめないといけない環境だった。他にいい投手がいないからと、あまり経験のない投手を選択。肩が強かったことで選考レースをパスしたことで野球をやめずに済み、そこから投手一本に絞ったそうです」

 2016年オフに、そんな金の卵を発掘したのは、当時の中日監督、森繁和氏だった。「直球が速いだけだった」と言う。監督1年目のシーズン中だったが、育成契約を結んだマルティネスをよく食事に連れ出したという。

「だって食べられるものがバナナと米しかないっていうから。肉はなんとか食べられた」

 中日の当時のファーム関係者が話を引き取る。

「一軍の森監督もそうだが、二軍の小笠原道大監督もライデルを焼き肉店に連れて行ってました。練習熱心なのに偏食で食べられるものがないっていうから、みんなが『倒れるよ』って心配して『肉なら食べられるか?』っていう感じ。2年目のキャンプでフォークを教えたのは森監督。スライダーなど他の変化球や細かい技術は、二軍の小笠原孝投手コーチなどが教えていました。直球が速いこと以外、全てMADE IN 中日です」

 別の中日関係者がこう明かす。

「19年に就任した与田剛監督時代に抑えに回って今の地位を築いた。絶対的な守護神になってからは、オフのたびにメジャー球団の誘いが絶えなかったが、『米国に行けば、(当時キューバにいた)家族に会えなくなる』と毎回断っていた」

 巨人は“最高傑作”を中日から譲り受けたことになる。

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 ところで巨人がもし優勝を逃した場合、誰が責任を取ることになりそうなのか。球団内ではその時に備えて早くも“犯人捜し”が始まっているというが…。●関連記事 【もっと読む】巨人V逸ならクビが飛ぶのは誰? 阿部前監督の現場復帰後にする最初の仕事は“肩叩き”か では、それらについて詳しく報じている。