無名株からサイ・ヤング賞最有力へ ヤンキース25歳右腕が球団新記録 30先発中20試合が1失点以下
スポーツ専門局「ESPN」電子版は11日(日本時間12日)、ヤンキースのキャメロン・シュリトラー投手(25)が開幕前の予想を大きく上回る活躍で、チームの命運を変えた存在になったと報じた。
開幕前の予想は8勝7敗、防御率4.01、120回、119奪三振、WAR1.7。しかし今季はここまで13勝6敗、防御率2.01、178回2/3を投げて220奪三振、WAR6.6。ここ2年間で無名のプロスペクト(有望株)からサイ・ヤング賞最有力候補へと駆け上がった。
特筆すべきは安定感だ。30試合に先発し、うち20試合で1失点以下に抑え、既に球団記録を樹立。フォーシーム、カッター、シンカーという速球系3球種が全投球の89.4%を占める大胆な配球ながら、相手打線は攻略できず、直近9先発で2失点以上はわずか1度しかない。
ESPNは、シュリトラーの価値はサイ・ヤング賞争いだけではないと指摘する。今季はアーロン・ジャッジが長期離脱し、先発陣でもマックス・フリード、カルロス・ロドン、ゲリット・コールら主力が相次いで戦列を離れた。その中でメジャー最高のチーム防御率を誇る先発陣をけん引。ジャッジ不在で打線が苦しんだ時期にも、ヤンキースをア・リーグ東地区の優勝争いに踏みとどまらせたとして、MVP候補に挙げてもいいほどの貢献度だと高く評価した。

