山形放送

写真拡大

フラワー長井線を運行する山形鉄道が去年、クラウドファンディングで集めた支援金の大半が運営会社から入金されていない問題について、山形鉄道が裁判で運営会社の資産の一部を差し押さえたことが分かりました。

山形鉄道の中井晃社長「幾度となく支払いの督促を行ったがその都度、何月何日に全額を支払う、経理担当者が休暇のため振り込みができない、資金の入る予定が伸びてしまったなどの理由で現時点もごく一部の入金に留まっている」

この問題はフラワー長井線を運行する第三セクターの山形鉄道が運転士の採用や育成の資金確保に向けてクラウドファンディングを活用したものの、去年10月から12月に集まった支援金785万6490円の大半が、東京にある運営会社「うぶごえ」から現在も振り込まれていないものです。

山形鉄道は11日、記者会見を開き、支援金のうち、これまでに振り込まれた金額が65万円にとどまっていることを明らかにしました。

また、山形鉄道はことし3月、「うぶごえ」を相手取り、債権差し押さえの民事訴訟を起こしたほか、支払い督促の法的措置を行いました。訴訟はすでに終了していて「うぶごえ」の資産を一部差し押さえたということです。山形鉄道に支払われる金額はまだ分からないとしています。また、「うぶごえ」の社長個人に対しても損害賠償請求を行っていますが、こちらは裁判が続いているということです。

山形鉄道の中井晃社長「支援者の厚意を踏みにじる行為と不誠実な対応について怒りしかないクラウドファンディングの信頼性を根底から揺るがす事態を招いた「うぶごえ」代表者には責任について自ら説明する必要があるものと強く感じている」

また、今後「うぶごえ」の対応が滞る事態となれば、刑事訴訟に踏み切る可能性もあることを明らかにしました。