「存在がチームよりも大きくなるのは危険」米重鎮記者が苦言 大谷翔平のILを生んだ原因に懐疑論「時には球団が大人の判断を下す必要がある」

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チームからしばらくの休養期間を与えられた大谷(C)Getty Images

 大谷翔平の二刀流に米球界で厳しい目が向けられている。

 現地時間9月10日、大谷は右上腕二頭筋のコンディション不良ため、15日間の負傷者リスト(IL)に入る見込みとなった。ドジャースを指揮するデーブ・ロバーツ監督は、「それが正しいことだと判断した」と明言。ポストシーズンでの復調を目指して休養期間を設ける決断を下した。

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 すでに左膝や首にも不調も抱える偉才は、直近7試合のうち6試合を欠場。加えて出場した直近7試合での打撃成績は、打率.077(26打数2安打)、出塁率.250、長打率.077と低迷。一連の状況を考えれば、IL入りも必然的な決定だった。

 今季は実戦登板も現地時間7月3日のパドレス戦から遠のき、二刀流の継続はしきれずにいる。無論、大谷自身は今後も“唯一無二の挑戦”を選択し続けるだろうが、周囲は悲鳴を上げている32歳の肉体を懸念する。

 米紙『New York Post』の重鎮記者であるジョエル・シャーマン氏は、MLBの公式ネット局『MLB Network』の番組内で「彼も32歳になった。その年齢と今回の離脱という2つの要所が重なることが意味するのは、できるプレーに身体的な影響が出てきている時期を迎えたということだ」と断言。そして、「ここから先、もっと難しい話し合いが必要になる」と論じた。

 さらに「まずは健康になるのが最優先だ」と強調したシャーマン氏は、ドジャースにおける大谷の影響力の大きさも追及した。

「こういう場合において危険なのは、いち選手の存在がチームよりも大きくなってしまうことだ。今の野球界において、オオタニはあらゆる意味で大スターだ。だからドジャースはもっと素早く彼を止める必要があった。『ちょっと待て』とね。もちろん、実際にはそんなに簡単な話じゃない。外野からは何とでも言えるけど、あらゆる事情によって非常に難しい状況が生まれているんだと思う。でも、時には球団が大人の判断を下す必要がある」

 今はとにかく万全の状態でポストシーズンを迎えられるかどうかが注目される。復帰後、バットで誰もが納得する結果を出せば、巷を賑わせる“責任論”などあっという間に吹き飛んでしまうはずだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]