ルートラップシートを設置する宇田部会長ら

写真拡大

 【静岡・ふじ伊豆】JAふじ伊豆青壮年部伊豆の国地区北支部ハウス部会は本年度、JAの助成事業「あぐりチャレンジ事業」補助金を活用し、遮根シートを利用したミニトマトの土耕栽培に取り組んでいる。資材高騰が続く中で、導入コストを抑えつつ土壌病害の軽減を目指した新たな栽培方法の可能性を調査する。

 ミニトマト栽培では、土壌病害の発生による生産量減少が課題となっている。養液栽培が対策として注目されているものの、導入コストが障害となってきた。

 遮根シート(ルートラップシート)利用は、根域を制限することで土壌病害の侵入を防ぎ、生産者の負担軽減と生産効率の向上を両立する。初期コストを抑えながら、養液栽培に近い病害抑制効果を期待する。

 宇田朋幸部会長のハウスでは、遮根シートを7月下旬~8月上旬にかけて設置した。

 遮根シートを約50メートルの長さにして掘った土の中に敷設。木枠を使ってシートを抑えながらシートの内部に土を戻した。内部の土に定植することで苗の根がシート内の土壌にだけ伸びるよう制限が可能になり、外部土壌からの病害菌の侵入を防ぐ。

 宇田部会長は「青壮年部の視察でこの方法を知った。遮根シートは一度設置すれば長期的に使えるそうなので、効果を期待したい」と話した。実施対象のハウスは計3件で、残り2件も設置を進める。

 JA韮山営農経済センターの松本陽太さんは「生産者と連携しながら病害発生数などを調査し、栽培面と経営面での効果を検証していく」と話した。

 ※地方版掲載記事を電子版限定で全国公開しました。