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 ロックバンド「SING LIKE TALKING」の公式サイトが10日に更新され、来年開催される全国ツアーをもって解散することを発表した。

 サイトでは「SING LIKE TALKINGに関する大切なお知らせ」として投稿。「このたびSING LIKE TALKINGは、2027年に開催する全国ツアー『SING LIKE TALKING “THE FINAL” Dedicated to 西村智彦』の公演をもちまして、バンドとしての活動を終了し、解散することとなりました」と報告した。

 「1988年のデビュー以来、多くの皆さまに支えられながら歩んできたSING LIKE TALKINGですが、2025年にギタリスト・西村智彦が逝去して以降、佐藤竹善、藤田千章の二人は、バンドの未来について時間をかけて話し合いを重ねてまいりました。その中で、「SING LIKE TALKINGというバンドを、感謝の気持ちを込めて最高の形で締めくくりたい」との思いから、今回のラストコンサートツアーの開催、そしてその最終公演をもってバンドとしての活動を終了することを決断いたしました」と決断の経緯を明かした。

 「ラストコンサートツアーのタイトルは、『SING LIKE TALKING “THE FINAL” Dedicated to 西村智彦』となりました。SING LIKE TALKING としてのライブは、2023年に開催したデビュー35周年ライブ以来、約4年ぶりとなります」と説明。「また、2026年11月11日には最新アルバム『Final Chapter』を発売いたします。さらに、2027年1月にはファンクラブ会員限定イベントの開催も予定しております。詳細は決まり次第ご案内いたします」とつづった。

 そのうえで「バンドとしての活動はラストコンサートをもって終了いたしますが、オフィシャルウェブサイトは2027年末まで現在の形で運営を継続いたします。また、オフィシャルファンクラブは終了せず、2028年以降、新たな形へリニューアルし、継続してまいります。詳細につきましては、あらためてご案内いたします」とした。

 「これまでSING LIKE TALKINGを支えてくださったすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。ラストコンサートまでの時間が、メンバー、そしてファンの皆さまにとってかけがえのない時間となりますよう、スタッフ一同、心を込めて取り組んでまいります」と記した。

 メンバーの佐藤竹善、藤田千章のコメント全文は以下の通り。

 まずは38年以上の長きに渡り、我々「Sing Like Talking」を支えてくださった全ての皆さまに、心よりの感謝をお伝えしたく思います。でも、やはりとても言葉では表しきれないとも思いますし、皆さまにここまで育ててもらっておきながら、何か恩返しができただろうか、などと考えると益々言葉にはできなさそうです。

 デビュー以来、故人となった西村智彦を含めた3人を以て「Sing Like Talking」を名乗ってきました。彼の存在無くして「Sing Like Talking」は存在しませんでしたし、彼の才能と貢献無しに我々の音楽は生まれなかったことは確かです。我々の存在や作品が皆さまに親しまれてきたのも、彼が担ってきた役割のおかげかとも感じます。

 彼が彼岸に渡った事実を踏まえ、我々二人の今後や、「Sing Like Talking」の処遇について、現実的な意見や心情的な意向を幾度も交わす中で、この度は「Sing Like Talking」の「解散」という結論に至りましたが、将来的には二人で何か活動する機会があるかもしれません。しかしそれでもやはり、それは「Sing Like Talking」とは別物になるだろうと考えています。

 様々なご意見はあって当然だと思いますし、何が正解かも言い難いとも思いますが、「Sing Like Talking」と「西村智彦」が存在した事実、そして作品群やパフォーマンスがこの世界に提供された事実が変わることは決してありません。そして願わくは、ではありますが、我々の作品が未来に歌い継がれて、世間のどこかで誰かを励まし続けてくれることを朧げに期待します。

 身勝手かとも思いますが、この決断に至った経緯をどうかご容赦くださいますよう。そして最後の最後まで「Sing Like Talking」を「楽しんで」いただきたく、また、我々の「これから」を、引き続き温かく見守っていただければ大変有り難く思います。

 今まで、本当に、本当に、ありがとうございました。

 バンドは1988年にメジャーデビュー。96、97年には日本武道館公演を行った。昨年6月にギターの西村智彦が咽頭がんのため死去した。