9日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比10.96ポイント(0.28%)高の3951.51ポイントと3日続伸した。
 前日までの好地合いを継ぐ流れ。中国の景気懸念がくすぶる中、当局は景気対策を強めるとの見方が続いている。また、足もとでは、政府系の銀行・保険など金融8社が6日、最大で3600億人民元(約8兆4000億円)の資本増強計画を発表したほか、産業別の第15次5カ年計画(2026~30年)も相次ぎ発表されている。商品市況高も関連銘柄にとっての追い風となった。9日の上海期貨交易所(上海先物取引所)では、主要な非鉄金属の先物が高く推移。9日の時間外取引でWTI原油先物は大幅続伸し、NY金先物が反発している。
 ただ、上値は限定的。中東情勢の悪化で、原油相場が急伸していることなどを嫌気し、指数は安く推移する場面もあった。一方、寄り付き直後に公表された8月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)が前年同月比プラス0.8%と市場予想(0.8%)に一致。生産者物価指数(PPI)はプラス3.8%と市場予想(3.6%)を上回っている。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、非鉄・産金、石炭など資源関連の上げが目立つ。中国アルミ(601600/SH)が3.0%高、江西銅業(600362/SH)が2.1%高、中金黄金(600489/SH)が2.7%高、紫金鉱業集団(601899/SH)が1.6%高、陝西煤業(601225/SH)が3.2%高、中国中煤能源(601898/SH)が1.5%高で引けた。
 発電株も高い。大唐国際発電(601991/SH)が3.6%、華能国際電力(600011/SH)が2.0%、浙能電力(600023/SH)が1.8%、国投電力(600886/SH)が1.7%ずつ上昇した。軍需産業株、インフラ建設株、運輸株、銀行・保険株、電子機器株なども買われている。
 半面、医薬株はさえない。江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が2.2%安、康美薬業(600518/SH)が2.1%安、湖南方盛製薬 (603998/SH)が1.9%安、北京同仁堂(600085/SH)が1.5%安、上海復星医薬集団(600196/SH)が1.4%安で取引を終えた。不動産株、メディア・娯楽株、消費株、自動車株、半導体株、証券株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.24ポイント(0.08%)高の297.72ポイント、深センB株指数が2.68ポイント(0.23%)高の1168.63ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)