くら寿司の公式サイトより

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大手回転ずしチェーンのくら寿司と、人気キャラクター「ちいかわ」とのコラボキャンペーンが中止され、同社はおわびとして6日と7日に会計時の金額が10%割り引かれる対応を発表した。ところが、批判は収まらず、むしろ増えているようだ。

くら寿司の突然の10%割引に現場は混乱…ネット上に相次いだ「割引が行われない」の真相は

ちいかわとのコラボキャンペーンは8月21日にスタート。くら寿司のカプセルトイ「ビッくらポン!」を使ったコラボ景品、先着で行われたノベルティプレゼント、コラボメニューなどを9月30日まで提供する予定だった。しかし、従業員による景品の横領が発覚したとして、コラボ自体が6日に終了。おわびとして、割引サービスを展開することにした。

この対応に、SNSには「仕入れたネタの在庫処分にしか見えない」「客の神経を逆なでしてくる」といった批判の声が多く寄せられている。問題発覚後の対応に納得していないユーザーは多いようだ。

くら寿司のコラボキャンペーンでのトラブルは、今回が初めてではない。2025年に「ちいかわ」とコラボした際には、想定を上回る人気となり、「ビッくらポン!」の景品について「当社のオリジナル景品に切り替える場合がある」とした。さらに「ビッくらポン!」付きメニューの販売を休止した。

「ちいかわ」以外では、同年に人気アニメ「僕のヒーローアカデミア」とコラボした際、くら寿司の店員を名乗る人物がフリマサイトに景品を大量出品していたことが判明している。

昨年と今年では問題の性質は異なるが、人気コンテンツを利用したコラボキャンペーンにおける景品の管理、店舗での運用体制などに課題があったとみられる。

2年連続でトラブルに見舞われたくら寿司だが、今回は問題発覚後の対応が逆効果となってしまった。2019年に電通PR内の企業広報戦略研究所が行った調査では、「被害の拡大防止」や「再発防止」を求める声が多いことが判明している。再発防止策ではなく、おわびの割引対応を前面に出したことが、さらなる批判を招いた可能性がある。

割引はさらなる来店を促す施策でもあるため、利用者からの納得は得られにくかったようだ。2023年から毎年開催されている「ちいかわ」とのコラボだが、争奪戦が巻き起こり、毎年転売などの問題が発生した。その対応策も手が打たれていない状態で、次のキャンペーンを開始している。人気キャラクターの勢いに乗ったコラボは、見切り発車的な感が否めず、キャンペーンのトラブル防止策が必要だ。