「トレンドマイクロ」と「デジタルアーツ」/(C)日刊ゲンダイ

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【ライバル企業の生涯給与】

【給与比較】ローム×ルネサスエレクトロニクス 株式市場を揺さぶる半導体関連を比較

 いつの間にかAIが生活に入り込んでいます。AIを相談相手にしたり、リポートを書く手助けをしてもらったり……。学生から社会人までAIの導き出す回答に頼っている気がします。

 一方で、AIの進化はセキュリティーを危うくしているでしょう。米アンソロピックが開発した先端AI「クロード・ミュトス」の登場でサイバー攻撃への懸念は高まっています。

 今回はサイバーセキュリティーに絡む「トレンドマイクロ」と「デジタルアーツ」の社員待遇を比較してみます。

 トレンドマイクロは、ウイルス対策ソフト「ウイルスバスター」で知られます。個人向けに加え、法人向けではクラウド・サーバー・ネットワークを横断して脅威を検知・対応する統合プラットフォーム「TrendAI Vision One」を展開。日本・アメリカ・欧州・アジアパシフィックの4セグメント体制で、海外売上比率の高さが特徴です。

 デジタルアーツは、Webセキュリティー「i-FILTER」やメールセキュリティー「m-FILTER」を自社開発する国産セキュリティーソフト専業メーカーです。官公庁・自治体・教育機関など公共分野に強く、「GIGAスクール構想」関連需要を取り込みながら、企業向け市場でも導入を拡大中です。

 業績はどうでしょうか。売上高はトレンドマイクロ(2025年12月期、連結)が2760億円、デジタルアーツ(26年3月期、同)が108億円。営業利益は578億円と48億円、純利益は345億円と34億円です。

 有価証券報告書によると、社員の平均年収はトレンドマイクロが988万8000円、デジタルアーツが618万3000円。役員報酬は1人あたり4320万円と1900万円です。

 年代別の推定年収は、30歳時はトレンドマイクロが683万円、デジタルアーツが534万円。40歳時は931万円と728万円、50歳時は1106万円と865万円となっています。

 生涯給与はこうです。

▼トレンドマイクロ…3億3500万円
▼デジタルアーツ…2億6200万円

 両社の社員が、この収入に応じた平均的な支出を続けた場合、65歳時の推定資産(貯蓄可能額)はトレンドマイクロ8596万円、デジタルアーツ6834万円です。85歳時は1875万円と1734万円。どちらも安定した老後が待っていそうです。

(データ提供「Milize」=https://milize.co.jp)